(6ω6)♪

「何故お前は笑ってるんですか」
「え?・・うーん。まぁ癖?というのもあるけど。あれかな?」
「何です。こっち見ないで下さい」
「インゴと居る所為かな」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・・は?」
「うん。だからインゴと一緒に居れるってだけでボク嬉しいんだ」
「・・・・」
「自然と笑っちゃうのはキミと居る限り治らない癖ってことになるかな?」
「・・・・・」
「気持ちが沈んで挫けそうになってもインゴは必ずボクの隣に居てくれるでしょ?それってさ今思ったけど、とっても幸せなことだよね」
「・・・・・」
「泣きそうになっても、インゴが居る・・そう思うだけで安心する。勿体ないぐらいの幸福ってこのことだと思うんだけど。インゴはどう思」
「黙りなさい」
「インゴ。」
「うるさい」
「イーンゴ」
「黙れと言ってるでしょう!」
「インゴ」
「・・・」
「・・ボクはね、へらへらしてるとか。締まりないとか言われることもあると思う。でも笑うなって絶対出来ない、だってボクは」
「・・・うるさい!!黙りなさい!」
「大好きだよ」
「っるさい!その無駄に煩い口を早く閉じなさい!」
「・・・インゴ」
「お前などもう知らな・・!」
「涙」
「・・・なんか出てないです」
「嘘。ほら、擦っちゃダメだよ。目瞑って。」
「・・・・・勘違いし過ぎなんです。お前は、何時だって」
「うん。そうだね。」
「・・っ?何して」
「ん?キス」
「・・・・何でキスするんですか。」
「インゴがかわいいからしちゃった。ごめんね、嫌だった?」
「い、嫌に決まって」
「そっか、本当ごめんね・・。インゴ、嫌なのに、ボク勝手に・・」
「・・・・・・」
「ごめん、もう二度としないよ」
「えっ」
「え」
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・インゴ」
「・・・何ですか」
「してもいい?」
「・・・・・」
「・・・・・」




* * * * *

下「え"。何あれ」
上「多分兄弟愛・・?ですかね」
下「うわ、まじ・・?」
上(インゴ様、頑張って下さいまし・・!)
下(・・・いいなぁ・・)