君たちはどう生きるかの感想

ジブリがいっぱい。
細やかなメタファーは拾いきれない浅学非才の身でもそんなふうに楽しめたし、そうでなくてもジブリな映像美を叩きつけられまくる流石の宮崎駿監督作品でしたね。
果てしない物語やブレイブストーリーといった名作ファンタジー小説のように、葛藤を抱えた少年が夢や幻のような非現実の世界での冒頭を経て、答えを得たり貫く意志を見つけたりする。世界そのものは残酷で無慈悲で理不尽はままだとしても、現実を生きていく。簡単な骨組みは古典的でシンプルだとしても、それをああもジブリ(宮崎駿監督)だなぁと感じる肉付けや描写にできるのが流石なんだよね。
君生きバードこと青鷺。理解し合う前はおぞましい存在にしか思えなく、しかし接してみるとコミカルで憎みきれず、たぶん二度と合うことはないからこそなのか最後に「あばよ、友達」って言ってくれる嘘つき男。ポスターは去り際だったのかもしれない。
眞人くんさぁ、性格悪いっていうかわりとキチってたねぇ!




74note
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