熱く疼くこの感覚は、いつか体験したものと似ている。
毎度の如く、酒を煽り止め処ない話をしているところまではいつもと同じだった。
互いの視線が絡み合い、そのまま傾れ込むこともある。
けれど、それはいつもリンクの方からで。
事に及ぶに至って、此方から誘うのは片手で数えられる程しか無かった。
今も。
いつもみたいに、話が止んでしばらく無言の空気が流れる。
「リンク…」
ふいに、俺はその名を呼んだ。
それに対し、何だい、と柔らかい雰囲気でリンクが答える。
しかしその後俺が言葉を発することは無かった。
「ん、…っ!」
驚いた表情をして、リンクが此方を見る。
キスをしている時は目ぐらい閉じろ馬鹿野郎と、心の中で悪態を付きながら舌を入れ込んだ。
湿っぽい音がいつにも増して厭らしく聴こえてしまうのは、この火照りきった身体のせいに決まってる。
だって、何だか分からないけれど、
今夜はリンクがとても欲しい。リンクに触れたい、触れて欲しい、と。身体が信号を発している。
既に発熱している身体はキスにとても従順で、
一度その気になってしまうともうどうしようも無かった。
「んんっ・・、ふっ…、ぅン、、」
奴の緑の袖をぐしゃりと掴み、更に舌を奥深くまで入れようと益々身体を近づける。
気泡が弾ける音がやけにリアルに感じて、更に体温が上がる。
肉厚な舌は大変貪り甲斐があり、それが上顎を掠めると何とも言えない痺れが襲った。
必死に奴の唾液を飲み込もうとしていたら、急に後頭部を何かが抑えつけた。
「んぐっ・・ッっ!?」
どうやら奴の片手らしい。
驚いた俺は咄嗟に両手で奴の肩を押し突っ撥ねたが、その行為はどうやら『良くなかった』らしく。
奴は益々力を入れ、息をさせまいとした。
急な苦しさに、生理的な涙が浮かぶ。
けれど今の俺の腐った脳みそには、その苦しささえも快楽として処理しやがった。
「んくっ・・・ぅっ、う゛ンンッ・・!!?ッ・・・ッふ、!っくぁ、っは…、ァ、ぁうんっ」
キスしたままに、奴は俺の上着の中に手を入れ込み、
そのまま胸元を弄られれば、もう。
堪らなかった。
「っひぁ…ッ、あ、ふっ、んっン゛んぅうっ゛」
苦しいのと気持ち好いのと綯い交ぜになって、訳が分からなくなる。
奴の短い爪が胸の先端を悪戯に掠めれば、一気に息が上がった。
じんじんとした痛みが胸の頂きの中心からどんどんと染み渡り、
俺の呼吸をより困難なものに変えてゆく。
「ふはっ・・・ぁ、あッ・・、り、んくっ…、」
「はぁ…、は……。」
奴と目線が合った。
その瞬間、俺の心臓はばかみたいに飛び跳ねて
下半身に熱が集中するのを感じた。
奴に見られているというだけで、俺のはしたないペニスは阿保みたいに反応する。
「キス…、そんなに気持ちよかった?」
「っ・・・るさ…っ、」
くすりと笑われて、かぁあっと頬が赤く染まるのを感じる。
悔しくて、恥ずかしくて、でも きもちよくて。
「ここ、」
リンクの手が、俺の出来上がった半身に触れる。
「ッ〜〜〜、ひっ。。」
びくんっと身体が反応する。
その手を上下に擦られれば俺の腰は自然に、擦り付ける様な動きを取ってしまう。
このまま、強烈な刺激に身を投じてしまいたいのを押し堪え、俺は奴から離れた。
「…ガノン?」
不思議そうに、奴が俺を見る。
俺はそんな奴を視界に入れたまま、奴のスラックスのチャックをゆっくり下げた。
そしてそのまま、半分起ち上がりかけているソレを、ぱくりと口に含んだ。
「っっ、がの、っ―――ッ!!」
最初はゆっくり上下した後口から出し、更に手を加えてやると、それはみるみる内にそそり立ち上がった。
俺はそれが、なんだかとても嬉しくて
自身も高揚するのを感じながら、再度口内へ招き入れた。
苦いとも酸っぱいともつかない中途半端な味がする。
先端をじゅるじゅると吸いあげれば、奴は小さく息を詰めた。俺の口淫で感じてくれているのが、嬉しくて堪らない。
俺の心臓はばくばくと五月蠅いまま、焦る様に奴のソレを奉仕した。
「んっ、んぅぅ…ッ、んくっ、、ふっ・・ぅっ、ぅんっ、ゥう‥…ッ、んぶ、ッ」
竿の半分を出し入れしながら、時折根元まで深く銜え込むと
勢い余って喉元まで押し込んでしまい、えづいたがそれがまた気持ち好い。
堪らない気持ちが押し寄せてきて、俺は、いつの間にか犬みたいにリンクの一物に覆いかぶさってそれを貪っていた。
おいしくて、口の中が気持ちよくて、あったかくて、やわらかくて、ぬるぬるしていて、
いつもこれが俺の中を縦横無尽に動き回り剰えそれに善がらせられているのだと思うと、射精してしまいそうだった。
俺はなんて変態なんだ、と思いながらも
身体の疼きが止まらない。喉の渇きは酷くなる一方で、このままではどうにかなってしまいそう。
「んぁ・・・っ、はひゅっ……ッ、うっ、ン゛ッ、ん゛っん゛ッ」
「はっ、はぁ、はあ…っ、く、…ッ」
最初は驚いて口を離そうとしていたリンクも、俺の愛撫に気をよくしてくれたのか
今度は俺の髪の毛を強く引っ張り、出し入れを激しくさせた。
髪を引っ張られて確かに痛いはずなのに、虐げられて尚俺の身体は喜んだ。
「んむ゛あっ゛!ッ、あぐっ、ぅんっ、ぶっ・・!」
「はっ、はっ…、はあ、は、そんなに、俺のッ…、おいし・・っ?」
俺の口内に腰を打ちつけながら、興奮したように俺に問いかける。
幾分か余裕を失くしたみたいな声色に、俺も煽られる。
苦し紛れになりながら何回も頷けば、奴にこのド変態がと罵られた。
ぞくりぞくりとして、全身に鳥肌がたった。
「ふはっ・・・!あぶっ、あう゛ンッ、んっ゛、んっ゛、ぅっ!」
「はあ、はあっはっあ、くっ、あ・・・出す、よ・・!!」
「んふっ、ぅうっ、んんーーーっ」
やがて打ち付ける腰の動きが小刻みになると、リンクは俺の口蓋垂に届くまで精液を流し込んだ。
咽びそうになりながらも必死に少量ずつ飲み込んでゆく。
とろんとしたものが食道を犯していく。
俺は放心しながら、自分の身体も小さく震えた。
情けない事に、俺のペニスは大泣きしていた。
白いとも透明ともつかない変な液体が、衣服を汚した。
「はっ…。まさか、俺の舐めてイったわけ・・・?」
リンクの冷たい瞳が、俺を責め立てる。
こんな状態になったリンクは手がつけられないのを、俺はようく知っていた。
ぞくぞくが止まらない。
ふるふると小さく震えながら、どうにか否定の言葉をと思いもしたのだが
それは自分の喘ぎに邪魔された。
「んひぁああっ!! ふあっ、!? 、あ゛ァア、ぅっ!」
「ほんと、行儀の悪いコだな」
冷めきった目が、俺を犯しながら
下の方では、奴の足に良い様にされてしまう。
とんでもない刺激に苛まれながら、俺はあっけなくも射精してしまう。
白いものがリンクのブーツを穢す。
すでに高みに昇ったにも関わらず、リンクは止めてくれない。
頭が変になりそうだ。
「んぃゥうッ…ッっつ゛!!!、くっ、うっ、あっ!あ!!」
「踏まれて感じてるの? 痛くないわけ。」
「んひっ、…ッ、ィ、っうっ、い、良い、ィイ、好い、からっ、アッ、もっと・・ッ、踏んれぇえェ!!!」
瞬間、
裂けんばかりににやりと口角を上げたリンクの足が、俺のペニスに襲いかかってきた。
あまりの痛みと快感に、眼の前がちかちかと白む。
「ッ――――っッ゛〜〜〜っ、!!!!!」
びゅく、ぴゅるるっ ・・ と、
声も出ず二度目の絶頂へともっていかれた。
「はひ……っ、はッ、・・ひ、っ・ィ、・・・っ、っ」
はくはくと、胸が忙しなく上下する。
満足に息が出来ない。
俺が動けずにいると、リンクは勝手知ったるといった具合に次へと進んだ。
首に奴の生温かい息がかかったかと思うと、次の瞬間には鋭い痛みがそこに走った。
どうやらキスマークを付けられたらしい。
いつも止めろと言っているのに、何故かコイツはしきりにこれをしたがる。
だが俺は止めろと制止させる事も出来ずに、成すがままになるしかなかった。
奴の舌が、俺の首や鎖骨を行き渡る。
時折歯を立てられれば、そこからじんわりと熱を染み渡らせた。
やっと吐く息がゆっくりしてきたかといったその時、
尻の方から脳天にまで、突き抜ける様にして物凄い早さで快楽が襲ってきた。
最初は何が起きたのかと思ったが、実は考えなくても分かる事で。
リンクが、一気に何本かの指を入れてきたのだった。
「ッ゛〜〜〜〜っ、あっ、ァ・・・……ッ、っ」
「まさか一気にこんなに入るなんて思わなかったけど…、」
リンクは続ける。
「案外すんなりいけちゃうもんなんだね。…それとも、只単に君が淫乱なだけかな・・?」
意地悪く、楽しくて堪らないといった声色で、奴は俺に問いかける。
淫乱だなどと言われ、首を小さく何回か横に振り形ばかりの否定を取る。
だが正直、今の俺はそこらへんの娼婦と何ら変わらない様なもので。
「あっ、…ッっ、りんくっ・・・・ッ…、早っ・・、動か、し、ッッ―――」
いつもであれば、待てと言っても指を好き勝手に動かしてくるくせに
なんで、こんな時ばかり…っ!
「やっっ…、嫌っ・・・、…ッ、リンク、!」
「何?」
わかってる、くせに―――ッ
「ゆび、はぁ…、ッ、ぅ、動か、して…っ」
「気持ちよくなりたいのなら、君が動けばいいじゃないか」
「っ、」
リンクの言った事をよく理解出来ず、俺は頭にハテナを浮かべる。
まだ挿入してすらいないのに、こんな、…っ
未だ残っていた事に驚きだったが、欠片程のプライドが邪魔して中々そんなこと出来ずにいたのだが、
あくまで俺に動かさせるつもりらしいリンクは、ちっとも指を動かしてくれる気配を見せない。
それどころか、俺を煽る様に指をくいっと小さく曲げたりして、更に切ない気持ちになってしまった。
俺はこれ以上は我慢が出来ず
小さく深呼吸すると、腰を動かし始めた。
「っ、んっ、、ふ…っ……」
くちくちと小さな水音をさせながら腰を上下させる。
指を入れられてから少し経り湿り気が無くなっていたので、痛いのではと少々心配したがそれは杞憂に終わった。
幾度か動かしたら、歓喜した様に腸液が次々に生産され
やがてちゅぷちゅぷと、明確な音をさせ始めた。
「ふはっ・・!、あ、ァっは、はひっ、うン゛ッ〜〜〜っ、っっ」
少しの恐怖に、躊躇いがちだった動きをさせていた腰は、俺の意に反して激しくなってゆく
まだ、ゆっくり、と頭の中ではそう思っているのに、身体はリンクの指を全て呑みこんでしまおうとしていた。
中の肉がきゅうきゅうと指らを締め上げ、全てを飲み込まんとするのが嫌でも伝わってきて、とてつもなく恥ずかしくなった。
「ひぃンッ―――!!んっッ゛、、ぅぅうっ、…ッ」
リンクはただそこに指を入れたまま、何を言う気配も見せない。
恥ずかしくて、寂しくて、悲しくて、切なくて
俺はひたすら、リンクの名を呼んだ。
「ひあ!ッ、んぅあッっ、り、…ッく、……ッリンク、アッ、リンクぅッ、…、ッひぃ」
最早、自分の意思では動きを止められなかった。
気持ち好いのに、明らかな物足りなさを感じて、後に残るのは切なさばかり。
「ひぃんっ……ッ、ぅっ、うっぅ、、りんく、りんく…ッ! いぁあ、ッ、たりなぃ、足り、んぁぃいいっ」
俺は恥を捨て鳴き叫んだ。
これ以上は無理というくらい指を根元深くまで飲み込んで、
あろうことか俺の下の孔は、折り曲げられた他の指までも飲みこまんと口をぱかりと開け始めていた。
ああ俺はなんて恥知らずな魔王なんだろうか。
年下で餓鬼で、しかも勇者に、こんな無様な姿を惜しげも無く晒して。
そう思っても、奴に開発されてしまった身体は、奴の熱を求めてやまない。
「もっと、欲しいの?」
リンクが、焦らす様にして俺に問いかける。
「アッ…、ぁ、欲ひっ…・・、欲ひぃっ…!」
欲張り、と
耳元で囁かれるのと同時に、残りの指らが全て俺の中にずぷぷぷと侵入してきた。
「んぁあああっ――――!!!」
堪らない
たまらない !
俺の腰は壊れてしまったみたいにひたすら上下運動を繰り返した。
いい加減疲れてきているのに、どうしても止められない。止まってくれない。
「あひっ、あぁあァアッ!! 、つっ゛、……・・っ、くひぃいっ・・ッ」
じゅぽっじゅぽっ という卑猥な破裂音が、俺の耳を容赦なく襲う。
溢れ出てくる唾液は涎となって俺の口元を伝い落ちて行った。
「んひっ、んひっ、ィ゛ッ、ぃぃい゛んっ――ッ、、゛!!!」
「もう、イきそ…?」
俺は必死に頷く。
「ッ〜〜〜〜〜―――――ッッッ――!!!!!」
いきなり指を引き抜かれたかと思ったら、
次の瞬間には俺の大好きなアレが、中に挿入された。
溜まらず射精してしまう。
だがリンクは構わず、一度引き抜くと、再度奥までそれを押し込んできた。
息が詰まる。
完全に呼吸を忘れてしまったみたいに、
或いは陸に打ち上げられた魚みたいに。
仰け反った喉元に強く歯を立てられると、それが瞬時に快楽の波となって押し寄せた。
俺をベッドに縫いつけ自由を完全に奪うと、リンクは思い切り俺に怒涛をぶつけてきた。
音になりきらずにひゅっと風を切る様な息をさせながら、俺は続いて白濁を噴き出す。
「あ゛、あ゛、あ゛」
「すっご…。空イキ、たくさん、だねぇ…ッ、!」
「っつ゛つ゛―――――!!!っ゛ッ、!っ!」
がつがつと、好い所ばかりを抉られれば絶頂感は最高潮に達した。
もう、やる気を失くしかけたみたいにペニスは萎れかけているというのに、壮絶なまでの快感だけが、俺の身体を蝕む。
「ハッ、はっ、あっ、はっ、あっあっ、あっ、っあ、あ」
言葉にすらなっていない獣じみた喘ぎしか出せないまま、俺の身体は奴の動きに合わせてがくがくと揺れそして撓った。
「そう、いえば、さ…」
動きは止めないまま、リンクが俺に話しかけてくる。
辛うじて意識が有る状態のまま、俺は奴の言葉に耳を傾ける。
「こないだ、見つけたんだけど…、きみ、の、イイ、トコ…」
「っ、…っ?」
話が良く見えてこなくて、俺は戸惑った。
リンクはそんな俺を無視して、一人だけ先に進む。
今まで俺の両手を掴んでいた左右の手で、今度は俺の二脚を掴むと
リンク自身の両太腿の上に、俺のそれぞれの足らを乗っけた。
そうしてそのまま、可愛らしい笑みで俺にほほ笑むと
俺の一番『苦手』な部分を、責め始めた。
「ッッ――っ、!!!?? ひ、っィ゛〜〜っ!!」
「ねっ、ここ…、ッ。君、いちばん、すきな、とこっ‥、でショ・・・っ、?」
「ひがっ…・・・っ、あ゛ッーーー!!!!」
前立腺の強い刺激とは、また違う、
どう足掻いてもどうすることも出来ない絶望的な快楽。
此処までくるともう、拷問に近かった。
余りにも気持ち良過ぎて、甲高い奇声は短いものになってゆく。
まるで『その職業』についている女の如きその悲鳴は、俺自身を追い詰めるのだ。
「んあッ! 、ッくぁっあ、あ、あ、あ、あっ・っ゛ッあ゛ッ」
「ど…、?ッ、まるで、きみが 、おんなのこ、、っみたいでっ、はぁ…、かわいい、よ、とても。ッ。」
目を細めると、俺が苦しんでいるのを面白がって
奴は非情にも俺の腰を更に浮かし動きをより細かいものにしていった。
動きは小さいものの、連続してのそれに、まるでいつか使われた事のあるオモチャを連想させられた。
歯ががちがちと鳴り、
頭の中で、これ以上は危険だと警鐘を鳴らす。
「あひっ、あぁっ、ア゛――ッ、!! ぁっんっあっんっっんっぁ、あっぁっくっひ、んっ、ひぃ、ッ、ぃっぃっいっい、つ゛っつ、ぃ、」
涙が次から次に溢れだす。
もう号泣に近かった。
頭ががんがんして、止めて欲しいのに自分でも腰が動いてしまって、自分の身体が自分のもので無い様な感覚に陥る。
時々思い出したかのように動きを遅らされた後リンクの剛直が根元まで押し込められると、息がとまった。
「もっ、ッ、ら゛め゛ッ・・・、ッ、イ、゛ぐっ…ッ、ィッ゛・・・っ、っ・・・・!」
涙が止め処なく溢れ、そして俺は何度目か分らない射精を達成した。
「ひ、ぃいい゛いッ―――ッ!!!」
もう白くすら無いそれを絡めながら半分折れかけたペニスをぐじゅぐじゅと刺激されると、視界が真っ白になった。
「あ゛ッ、゛、あ゛ぁアあアアァ―――ッ、!!! や゛ッ、、ヒヤァ…ッ・・・っ、!っ!」
「ッ、…!! ちょ、ガノ…ッ締め、すぎ…・・・っ!」
小さく。
リンクが喘いだのが微かに聴こえたのと同じくらいに、奴のペニスにがんっ!と一番狭い部分を突き上げられ
俺は失神してしまった。
身体が鉛の様に重い。特に下半身は最悪だった。
有難い事に身体は綺麗にされていて、
少しばかりの罪悪感を覚える。
ふと、香ばしいベーコンの香が鼻をかすめた。
どうやらリンクが朝食の支度をしてくれているらしい。
「あ、起きた?」
俺が起きた気配に気がついたのか、リンクがこちらに近寄る。
「君…、」
「頼む。何も言うな。」
ベッドから足を投げ出し、俯いて額に両の手を付き落ち込む俺を見て
リンクは苦笑したみたいにしながらキッチンに戻り、俺にアツアツの珈琲を淹れてくれた。
いつもより苦めに作られたそれを飲むと香ばしい匂いが口の中いっぱいに広がり、しばしその味に酔い痴れるのだった。
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すみませんただのばかえろです。
前回クリスマス勇魔文に入れる筈だったフェラーリシーンを入れられなかったのが私の中でよっぽど不満だったのか、
よっぽど溜まってたみたいです。何がって性欲が。(……)
本当は、本当は…、私服の!魔王に!フェrrrrーリ(巻舌)をさせたかったのに!!
吐き出す事の出来なかった性欲(←)を、こんなばかえろな形で吐き出させてもらいました…。
たまにはこんなやおいでも…いいよね……!(必死)