※ ただのえろ。喘ぎがひどい。魔王様ちょうビッチ



















普通じゃない状況は慣れている。
けど、

異常な状況への対処は、まだまだ甘いかもしれない。












「どうした、来ないのか?」

逞しい腕をこちらへ差し出し、鋭い眼で俺の身体をねとりと舐めまわす。

未だ感じ慣れない感覚を嫌でも植え付けられた俺の下半身は、大変に従順な反応を示した。


恥ずかしさや悔しさといった情けない感情を悟られない様にクールに装い、無言で彼の上に覆いかぶさる。


「何だ、いやに早いじゃないか」

『溜まってたか?』にやけ顔にそう問われ、ギロリと視線をそちらへ向ける。

「ッは――、良い顔だ。」

興奮した声色で呟くと、男は俺の滾り切った半身を愛撫し始めた。
舌で先端を押しつぶしたり、尿道に入れてみたり。
側面や裏側を舌でざらざらと強く舐められると、俺は吐息を短い感覚で何度も何度も吐いた。

「くっ、ぅ…っ、ッ!」

もうすぐにでも果ててしまいそうな瞬間、ぱっと止んだ刺激に、俺は眉を顰める。

「焦るな・・・もっと、善くしてやるカラ・・・」

いかにも馬鹿にした表情で、しかし恍惚と期待ばかりの純粋な瞳をしながら男は自ら脚を大きく開いた。

「っ・・・。」

あまりに厭らしい光景に、息が小さく詰まる。


流行る気持ちを抑え、奴の孔に指を触れる。

「今日は慣らさなくていい」
「けど、それじゃ…」

痛いじゃないか。
困惑する俺に、奴はにんまりした顔で舌なめずりをしながら

「もっと強い刺激が欲しい」

「うわッ、くっう―!!、やばッ…ガノ、ん……ッッ!!」


俺のいきり立った雄を、奴の狭い孔がぎゅぅうと飲み込む。
歓喜した様にうねうねと収縮させながら、奴は更に自らの奥へ俺を誘い込んだ。

余りの刺激に、こちらが意識を持っていかれそうになる。


「ッ、や、ばいっ、てッッ、出、そ……っっ」

ギチッ、ギチッ

ヌ゛、じゅぷ、、

まだ広げきれていない奴の孔が嬉しそうに悲鳴をあげながら、俺のナニをしゃぶる。



ずぐっ、じゅぐッ、ぬぷっ――!!!


「あッッッ、ア゛ッッッッッ!、ッ!、イ゛ッ、イイッ゛ン、た、たまら、なッいぃ……!、ッひ、ぃん…ッ、すごっ…もっ、ほぐれ、てくぅ…ッぃんんんこれっあ゛っいっいたくてっあっくせ、にっなりそ、おぉ」


やばい、これ以上動かれたら、


「ッッ―――、で、るッ!!!」

「んひぃ…ッ!!、あっ、あつ、いぃ……ッ、き、もちぃ、ッあ゛ぅぅ…ッ」


物凄い勢いで吐精物が奴の孔奥に入っていく。
残尿感の様な感覚が残っている俺のペニスが、奴の動きに弄ばれる。

気持ちよすぎて腰が抜ける―。


「ッ待、ガノ――、ッッッ」

「あっ待っ、待てな、いぃっっ!、お゛くぅッがっぁあ」

「く、ぅッう…!、」


奴はまるで蛙の様に両足を大袈裟に開きながら、器用に腰を俺のペニスに打ち付ける。

自分で自分に与える刺激が強すぎるのか、がくがくと雄々しい太腿が震えている。
その様はバンビの様で、少し可愛いとか思ってしまうあたり多分俺も相当脳が刺激で麻痺しているとみえる。


「あっぁっあっあっ…………」

奴は情けなくて最高に厭らしい顔で一心不乱に腰を振っている。

俺は目の前にある逞しい腰をがっしりと掴むと、完全に復活した自身を力任せに打ち付けた。



「んひぃいいいッッッ―――!!!」

ガツッ!
ガツッ!

ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、!


「あ゛ひィッ!、あっ!おう゛ッう゛っ!ん゛おッッッう゛ッッ!!!」

「はっ、どう、だよッ?、イイ、かい?」


皮膚のぶつかり合う音が忙しなく響く。

互いの汗で全身がぬるぬるになり、触れ合う場所全部が性感帯になったみたいに気持ちがよい。


「ぁ、ぁぁっぁっぁ、ぁっぁ、あッ、ィッ、イイッ、すごッ、ぃ、ッッッッッ」

大きな全身を細かく痙攣させながら、奴は俺より立派なペニスの先からぷしゅっぷしゅっと漏らす。

尿も精液も混じったそれを滴らせながら、尚も腰の動きが止まないらしい。
ひっくひっくと嗚咽を漏らしながら、未だに自分の良い所を擦り続けている。


「まだやめないの?」

ちょっと可愛く見える奴に、少しだけ優しい声色で聴いてみる。

「ぁ…、ま、まだぁ……、や、やめ、ない…も、いっかい、」

「分かった。」

耳元で囁くと、生産性の無い行為を再開させた。








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何年も前から書いてたネタの単発…。
元ネタも少し待っててください><

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