小ネタ置き場 | ナノ
0409

「どうしたら俺が女の子にモテモテになれるか考えたんだが」
「帰っていいですか」
「まあ待て、先輩の話だちゃんと聞け」
「体育会系の縦社会とか帰宅部な私に関係ないですし」
「常々黄瀬が『森山先輩ってイケメンなのにモテないのがわかんねっス』と言うのを聞いて気がついた。俺、黙ってれば結構イケんじゃね? ってな」
「多分、実際には『森山先輩って俺の次にイケメンなのに残念っスよね〜』だと思いますけど」
「寡黙で背中で語る男に弱い女子もいるだろう? 年下ならば、そういう威厳のある男にうっとりすること間違いなしだ!」
「今回は年下をターゲットにするんですか。無駄だと思いますけど」
「むしろ言葉で口説き落とすよりも目で落とすほうがイケると思うんだ」
「あのさっきから人の話聞いてます? ……って、何ガン飛ばしてんすか喧嘩売ってんですか」
「…………」




「笠松先輩、アレ……」
「ほっとけ黄瀬。結局互いに人の話聞いてねえバカップルだ」
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