>> ごめん、たぶん愛してた。

×政



長い坂道を上りきったところが俺の家。
いつもアイツが送ってくれた。
チャリで2ケツして後ろから抱き着いてみたり、それなりに楽しかったと思う。
俺はアイツが好きだった。仲の良い友達として。
だけどアイツは違った。
俺はアイツの気持ちを知って怖くなった。

アイツと連むのをやめた。

帰り一人で歩くようになった。坂道が長く思えた。


ある日の放課後、教室に行ったらアイツが居た。

女と一緒だった。
なんかムカついた。
この気持ちはなんなんだ?
次の日も女とアイツが一緒に居るのを見かけた。

俺は気付いたら飲んでいたコーヒー牛乳のパックを握り潰していた。


やっと分かった。












ごめん、たぶんしてた。






…切なめですかね。
お相手はご想像にお任せします。
続編も作る気でいます。多分佐政になりますが…





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