「という訳なんです。どう思いますか」

「めんどい」

「んぁー…どうって言われても…」

「……、…骸様」

「僕は契約がしたかっただけなんですよ、なのに沢田奈都ときたら僕を変態呼ばわり…!姉弟共々許せません…!」

「言い方がまずかったんじゃないれすかー?沢田奈都って女なんれすよね?」

「えぇ、ガサツでしたが一応、女なんじゃないですかね」

「……(骸さん、めちゃくちゃ根に持ってる)」

「で、それが何か?」

「…夜道で知らない男に身体が欲しいって言われたら、変態扱いされるかと」

「でしたら"君の身体が欲しい"の他にどのような言い方があります?」

「……犬、パス」

「はぁ?何でオレが!」

「さっさと考えなさい」

「あー…じゃあ、契約しませんかー?でいいんじゃないれすか?」

「それでは、セールスみたいじゃないですか」

「……」



end



並盛逆ハーの骸さんは変態ではなくただ純粋に契約したかっただけなんです。

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