『あーっリナリア!』
『え?あ、あぁ、セシルちゃん、こんにちは』
『こんにちは!リナリアもパーティー来てたんだね!』
『う、うん…その白蘭さんがどうしてもって』
『びゃくらん?』
「僕が白蘭だよ、セシルチャン」
『わっ!び、びっくりした…っ』
『びゃ、白蘭さん!驚かさないでください!』
「リナリアチャンがいなくなったから探してたんだよ」
『え、あ…っす、すみません…っ』
「見つけられたからいいよ」
『ねぇ、ねぇ!白蘭…さん!』
「ん?何かな、セシルチャン。あ、別に呼び捨てでも構わないよ」
『あ……それじゃ、白蘭!』
「うん。なんだい?」
『白蘭はリナリアの恋人っ!?』
『う!?えぇぇ!?』
「いやー、困ったね。子どもははっきり言ってくれちゃって。やっぱり恋人に見えるんだね」
『やっぱり恋人なんだー!』
「そうだよ、セシルチャンはいい子だねー、デザート食べるかい」
『わーい!食べるー!』
『ま、待って、セシルちゃん…っ!ち、ちが…っ、んぐ!?』
「はいはい、リナリアチャンは黙っててねー」
『…ー…っ!!』
end
2011/05/21
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