「またやっちゃったなあ」

お気に入りの服だったのに、とぼくがぽつりとつぶやいた。

お気に入りの服には白とかピンクとか、いろんな色の生クリームと、ちょっと多めのラズベリーソースがべったりとついていた。(またあの子のパパに叱られちゃうな)
ごめんね?と言いながらぼくはお腹をなでた。

それにしても、ぼくのお腹はどうなっちゃったのかな。食べても食べても、満たんにならないの。

寝る子は育つってこうゆうことなのかな?うーん、わかんないや。


ぼくのまわりに置いてあるジェリービーンズと、ぼくの身長くらいまで積み上げられてるマシュマロの山に手を伸ばした。(今度あの子にもわけてあげよう、)(あ、ぼくが食べたらあの子も食べたことになるのかな?)考えてみたけど、やっぱわかんないや。



ぱく、ぱく、ぱく。


ベッドにも、ぼくの服にも、ぼくの顔にも、まっかっかなベリーソースがべったりとついた。甘酸っぱい味がくせになるというか、なんというか。


ぱく、がり、ばき、ごくん。


ふう、ごちそうさま。


お腹が満たされたと思ったらだんだん頭の中がふわふわしてきた。みんな眠くなってきたのかな?ぼくもなんだか眠くなってきちゃった。

焦がし砂糖のにおいがするベッドにダイブして、みんなと一緒に夢を見た。(やあみんな、元気?)


シフォンケーキとロックンロール

(元気そうでよかったよ)
(ぼくお腹いっぱいになれて嬉しいな、)





・・・・・・
20130131


可愛い文章でえげつない内容を書きたかったけど見事に玉砕^^^^^^^^^

シープちゃんにみんなをぱくぱくしてもらいました、苦手な人はすみませんです( ´∵` )


おそまつでした