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あのひとは本の香りがする

高校生静雄×司書臨也
唐突に始まります
司書臨也さんはゲイ



「同性愛者?」

「うん。しかも入れられる側ね。」

「入れられるって…あの…あれをっすか。」

「うんそうそう、あれをね。」

そう言って臨也さんはず、とコーヒーを啜った。

「……。」

「…引いた?」

横目でこちらを見ながら呟く。表情から意図は読み取れなかった。

「…いや、ただ、ちょっと気になって。」

うん?臨也さんが首を傾げる。膝に置いてあった文庫本の表紙には潮騒と書いてあった。

「…臨也、さん、は、」

「さん、つけないで。」

「え、」

俺の疑問符は臨也の唇へ吸い込まれて消えた。触れるだけの軽いそれはすぐに終わり、呆然とした俺の目に映ったのは、切なげに眉をひそめた彼だった。

「シズちゃん、ごめんね」







とかね!
敬語静雄に非常に萌えます。甘切を目指しましたが…^^
ちゃんとした長いのも書きたいです。


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