▼あのひとは本の香りがする 高校生静雄×司書臨也 唐突に始まります 司書臨也さんはゲイ 「同性愛者?」 「うん。しかも入れられる側ね。」 「入れられるって…あの…あれをっすか。」 「うんそうそう、あれをね。」 そう言って臨也さんはず、とコーヒーを啜った。 「……。」 「…引いた?」 横目でこちらを見ながら呟く。表情から意図は読み取れなかった。 「…いや、ただ、ちょっと気になって。」 うん?臨也さんが首を傾げる。膝に置いてあった文庫本の表紙には潮騒と書いてあった。 「…臨也、さん、は、」 「さん、つけないで。」 「え、」 俺の疑問符は臨也の唇へ吸い込まれて消えた。触れるだけの軽いそれはすぐに終わり、呆然とした俺の目に映ったのは、切なげに眉をひそめた彼だった。 「シズちゃん、ごめんね」 とかね! 敬語静雄に非常に萌えます。甘切を目指しましたが…^^ ちゃんとした長いのも書きたいです。 |