▼平和島家/早く会いたい 静也くんが生まれるちょっと前 「おーい、早く生まれてきなよ」 リビングのソファーに腰掛けた臨也が、腹を優しく撫でながら呟く。愛おしむように撫でる細い手に自らの手を重ね、なあ、と臨也を呼んでみる。 「んー?」 「名前、どうする?」 「男の子だったら静也で、女の子だったらー、臨美?」 楽しげに臨也は言い、かわいい子が生まれるといいねえと笑った。そうだな、と頷く。 「もし女の子だったら、いつかは彼氏とか連れてくるんだよねえ。」 「………そうだな。」 「シズちゃん、ぜったいお嫁にやるの渋るでしょ。」 「…お前だってそうだろ。」 「ええー、俺はそんなことしないよ。むしろシズちゃんとお婿さんの橋渡しする役?」 「…嘘付け」 「ほんとだもーん。あ、でももし泣かせたりしてたら、うっかり刺しちゃうかも。」 「まったくだよなあ。一生近づけねえようにしてやる。」 「…今思ったけど、シズちゃんそれ言える立場?」 「あ?」 「散々俺のこと泣かしたじゃん…。」 「あー、ああ、まあ、うん。」 「…うっかり刺されないようにね?」 「…おう。」 # 途中から意味がわからなくなったので強制終了 二人の子供が女の子だったら、嫁ぐとき一騒動ありそうですよね |