※会話文

「ジャック!お待たせ!ねえ早く早く!」
「お前遅れてきたくせに早く早く!はねえだろ…」
「遅れてきたのはごめんだけどジャックだって予定あってもこっち優先しろ!とか言ってたじゃない!私美容院の予約キャンセルしたのよ?」
「そ、れはなんか悪かったな?!」
「別にいいよ明日行ってくるから!で、早く見たいな怪盗の衣装」
「へへへっお前が好きだって言ってくれそうなデザインにしたんだぜ」
「本当?嬉しいなぁ。待ってるから着てきて!」
「おう!じゃあちょっと待ってろよ!」

「開けるぞ。じゃん!」
「わぁっ!!!赤色だ!オシャレだね!」
「お前赤好きだろ?」
「うん!大好き!シルクハットもオシャレね。わあ白手袋だ!かっこいい!スーツだけでも素敵だけどマントのバランスがいいかも!やっぱりジョーカーは体型がいいから体のラインにあったスーツが似合うねー」
「あ、あんまべたべた触んなよくすぐったい」
「いいじゃない触るぐらい減るもんじゃないでしょ?」
「減る!なんかこう、男のプライドとかが!」
「意味わかんない…で、名前はどうするの?キングは出会えてからのお楽しみとかなんとか言って教えてくれなかったけど」
「あいつの話はどうでもいいだろ。怪盗ジョーカー、それがオレの名前だ」
「なぁんだもう決まってたんだ。ジョーカーね。ふふ、これじゃあもうジャックなんて呼べないね」
「べ、つにお前なら…そのままの名前で呼んでくれていいんだぞ」
「でも人前でジャックなんて呼んだらダメじゃない」
「父さんと母さんが付けてくれた名前なんだ、せめて誰か一人くらいは呼んでてほしいんだよ」
「ジャック…もう!」
「う、うわああ?!抱きつくなぁ?!」