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17-02

「純、そのままでいいから聞いてくれ。」

俺に背中を向けたまま動こうとしない純に話しかけると、首が縦に動いた。

「俺、ずっと考えてたんだ。純はあからさまに俺のこと避けてるし、諦めた方がいいんじゃないかって」
「…うん」
「でもさ、やっぱ諦めきれなかった!純、俺が告った後、私も、って言っただろ?それ聞いたら、諦めきれねぇよ…」

純がほんの少しだけ見せてくれた本心。
私も、って言ってくれたおかげで俺は純のことを諦めなくて済んだんだ。
最初はほんの小さな違和感だったけど、その小さな違和感こそが純の本心だった。

「なぁ、純。俺はお前の本当の気持ちを教えて欲しい。俺は純の良いとこも悪いとこも知ってるから、一生好きでいる自信がある。それに、純を守りたいって思ってる。だから、だから…」

純の本心を俺にぶつけてくれ。

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