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14-02

「ヤマトー…」

俺は昔から純のことをヤマトに相談してる。
最近は他の奴らともツルんだり、なんだかんだ忙しかったりで、こうやって顔を合わせて相談することはなかった。
最近、始まったありがたい携帯のサービス、パケット定額制のおかげでメールでの報告はこれでもか!というくらいしているが。
ほぼ一方的なのはご愛嬌だ。

「んだよ、太一…」
「昨日メールしたじゃん!」
「あー…来てたような気もする。」
「来てたような、じゃなくて来てるだろ!送ったんだから!」
「携帯あんま見ねぇんだよ。で、なんかあったのか?」
「メールを見ろ、メールを!」

ヤマトは面倒くさそうに携帯を操作すると、一通一通メールを読んでいるようだった。

「何通送ってきてんだよ。俺、パケ放じゃねぇのに…」

昨日だけでなく、今までの送ったメールすら目を通していなかったらしい。
携帯の意味なくね?

「…いつの間にこんな面白いことになってんだ?」

メールを全て読み終わったヤマトの第一声はそれだった。

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