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08-01

「私にマネージャー業を教えてくれなかったのもそのためですか?私、先輩のせいでみんなに迷惑かけちゃったんですから!」

俺らが部室に着くや否や純に突っかかってきたこいつ。
純がなにを言っても聞く耳持たず、といった感じで、怒ったり泣いたり大変だな。
俺が口出しするより、純が自分でなんとかした方がいいと思い、様子を伺っていた。

「私だって、一生懸命やってきたんです!」

でも、今の言葉は許せない。

「お前ふざけてんの?」

自分でもビックリするくらい低い声が出た。
俺が普段言わないようなセリフなだけにみんなも驚いてる。

「ドリンク作るのも、給水ボトル運ぶのも、洗濯も、道具の準備も、備品整理も全部純に任せてただろ?…俺たちが気付いてないとでも思ったか?」

本当は知ってた。
ドリンク持って来るのはこいつでも、ドリンクを作ってるのは純だってこと。
姿が見えない時は洗濯物干してくれたり、備品補充したり、道具磨いてくれたり…
まるで覚える気がないこいつに根気よく教えてやってることも。

純がなにも言わないなら、俺も黙って見守ってようって決めてた。

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