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05-01

「というわけで、今日一日、女子テニス部の手伝いをしてくれることになった佐藤さんです。サッカー部とは勝手も違うから、大変だろうけど、よろしくね。」

空の計らいで私は今日一日、女子テニス部へ駆り出されることになった。
どうやら、テニス部は今日、学校で練習試合があるらしく、雑用係が必要らしい。
サッカー部のマネージャーをやってる私なら道具の場所などもある程度把握してるだろう、ということらしい。

「純がいないとあの子はなにも出来ないってこと、みんなに分かってもらわないとね!」

空から少しばかり黒いオーラが出ていたけれど、あえて気付かないフリをしよう。
私だけがサッカー部から離れることはとても心配だったけれど、今は必要としてくれているテニス部のことだけ考えることにした。

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