「次の土曜日、泊まってもいい?」
毎週日曜日のお決まりデートの別れ際、純に聞かれた。
仕事で疲れきってる俺を気遣い、
土曜日は体をしっかり休める日。
その代わり、日曜日は朝からデート。
(次の日の仕事を気遣って、早めに別れるんだけど。)
そんな決め事を作ってくれた彼女が我が家に泊まっていくのは全くなかったわけではないが、珍しかった。
そんな彼女の気遣いはありがたいものの、気にしなくていいのに、とも思っている俺がその誘いを断るわけがなかった。
俺の返答を聞いた純の顔は幼い時と変わらず、とても可愛かった。
2012.07.08
誕生日まであと1週間。
カウントダウンSTART!
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bkm