純の作ったオムライスを食べた後、DVDを見たり、音楽聞いたり、アグモンたちも一緒にのんびり過ごすことができた。
外でのデートは昨日済ませたし、たまにはこんなデートもいいよな。
誕生日に一日中純と過ごせるだけでありがたい。
「ごめんね。いつも送ってもらって。」
「いいって。気にすんな。」
「そーだよ、純。モーマンターイ!」
「太一は純のこと大好きだもんねー!」
「純、愛されてるねー!」
いつもより少し早い時間に純をうちまで届ける。
早めに送り届けるときはいつも純のうちで晩ごはんを食べてから帰るんだけど。
純の飯もうまいから、楽しみだ。
「よし、到着!」
「太一、ごめん。靴脱ぐの時間かかるから、先に部屋行ってて。」
「おー。」
純に促され、先に部屋まで足を運ぶ。
アグモンとアグモンの頭に乗ったテリアモンも一緒に。
扉を開けた瞬間。
パーン!
大きな破裂音が聞こえたかと思うと、上からなにか降ってきた。
おい、テリアモンのやつ、一目散に逃げてったぞ。
『太一、お誕生日おめでとう!』
部屋が急に明るくなる。
すると、目の前には大切な仲間たち。
ヤマト、空、光子郎、ミミ、丈、タケル、ヒカリ、大輔、賢、京、伊織。
「なんでみんないんの?!てか、ヤマト、NASAはどーしたんだよ?!」
「みーんな太一のために都合つけて、集まってくれたんだよ。ちなみに大輔くんが幹事。」
「太一さんっ!これ、プレゼントっす!」
空気を読めてない大輔から半ば無理矢理プレゼントを渡された。
てゆーか、なに、マジで?
よく見れば、部屋も誕生日用に飾り付けされてるし、テーブルの上にはオードブルみてぇなのがたくさんあるし!
「ビールとか酒類も買っといたぜ。」
「あ、伊織は未成年だから、ダメだけどねー。」
マ ジ で か !
つか、いつの間に!!
「あー、もー!なんなんだよ、お前ら。マジ最高だよ!」
「明日も祝日でお休みだし、今日はオールでお祝いだね。」
『太一、お誕生日おめでとう!』
本当に最高の誕生日だ。
今日は飲むぞー!
プレゼントその3
大切な大切な仲間たち!
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bkm