「太一、HAPPY BIRTHDAY!」
「…ぇ、え?あれ?今日って7月15日…だっけ?」
「そうだよー。だから、お泊まりしちゃった。」
思った通り、太一は自分の誕生日を覚えていなかったようで、とても驚いていた。
サプライズ成功だ♪
「うわー、まじかー。全く気付かなかった!」
「太一、去年も忘れてたもんね。太一の方こそ頑張りすぎないでね?」
「おぅ。倒れない程度に頑張ることにする。」
純に心配かけられねぇしな。
そう言って、おでこにキスをしてくれた。
太一の誕生日なのに、私の方が嬉しくなってしまう。
「太一、改めて誕生日おめでとう。生まれてきてくれてありがとう。私と出会ってくれてありがとう。私、太一と出会えて、付き合えてすっごく幸せ。」
「純…」
「へへ。なんか、照れるね。えっと、これからもよろしくお願いします。」
「ん、俺からもよろしく。」
お互いにお互いをきつく抱きしめた。
毎年同じようなことを言ってる気もするけど、毎年そう思うんだから、仕方ないよね。
プレゼントはまた明日。
私たちは抱きしめ合いながら眠りについた。
HAPPY BIRTHDAY to Taichi!
誕生日まであと0秒!
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bkm