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03

「じゃあ、仲直りも出来たことだし、今日は純ちゃんが晩ごはんをご馳走してあげよう!大輔くんたちも来るでしょ?」
「ビンゴー!私、行きまーす!純さんの料理だーいすき!」
「僕もお邪魔させていただきます。」

そうと決まれば、早速おうちに帰りましょう。
六人で並んで帰れば、一気に兄弟が増えたみたいな感覚になる。
並んでる影がなんだかくすぐったい気持ちにさせる。

「私、お兄ちゃんが一番だと思ってたけど、さすがのお兄ちゃんも純ちゃんには敵わないなーって思った。」
「僕も思った!なんだかんだ言っても、純ちゃんが一番いいお姉ちゃんだよね。」
「俺も俺も!うちの姉貴と違って、乱暴じゃないし、料理うまいし!」
「私だって純さんの妹になりたーい!純さんがお姉さんだったら、私、自慢しまくっちゃーう!」
「先ほどの純さんの人を傷つけないようにする気持ち、僕も見習わなければ。」

え、なに、この可愛い後輩たち。
嬉しすぎて、おねーさん、顔がニヤケちゃうよ。

「じゃあ、今日からみんなは私の弟と妹だね、うん!よーし!みんな、我が家まで走れー!」

そのまま、本気でうちまで走った。
帰宅する頃にはみんな息切れしてたけど、ね。

可愛い可愛い弟と妹ができたこと。
明日、太一とヤマトに自慢しよーっと!


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