すると、太一と純の体がパソコンの中に入り込んでいき、気付けば目の前にパートナーたちの姿があった。
メタルガルルモンの前にはヤマトもいる。
「ウォーグレイモン…」
「メタル…メタルガルルモン…俺だ、ヤマトだよ。わかるか?目を覚まして」
「アンティラモン…ラピッドモン…ごめんね、守ってあげられなくて…もう大丈夫だから。私が守るから…起きてよ!アンティラモン、ラピッドモン!!」
「ヤマト…純…来たよ。俺も来たよ!一緒に戦いに来たんだよ!もうお前だけを戦わせやしない!俺が傍にいる。俺が付いてるよ、ウォーグレイモン!」
太一、ヤマト、純の呼びかけ、そして、世界中の子どもたちからのメールに反応したかのようにフラフラになりながら、立ち上がる。
四体が立ち上がると突然、デジヴァイスが光り始め、太一たちはその光に包まれていく。
光が消えると、そこには四体いたはずのデジモンが三体になり、その三体すべてが見たことのないデジモンであった。
オメガモンとケルビモン、セントガルゴモンだ。
「ウォーグレイモンとメタルガルルモンが合体…?」
「アンティラモンとラピッドモンが進化した…?」
パソコンの前で見ていた光子郎と、タケルにはなにが起こったのか理解出来ずにいた。
そして、それを見たクラゲたちは一斉に四体に向かって攻撃を仕掛けるが、オメガソードによって攻撃が阻止され、それどころか一気に何体ものクラゲを倒したのだった。
「ケルビモン!セントガルゴモン!私たちも倒さなきゃ!」
「「わかってる!」」
ケルビモンとセントガルゴモンもオメガモンに続き、クラゲをどんどん倒していく。
次々に倒していき、あっという間に最後の一体になった。
「い、いました!最後の一匹!!時計を持っている奴です!」
bkm