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僕らのウォーゲーム act.15

「太一、太一。しっかりしろ、太一!」
「純、僕たちが付いてるよ」
「任せといて!」
「ウォーグレイモン」
「アンティラモン、ラピッドモン」
「奴のいる場所はわかるか?」
「メタルガルルモン」

四体は立ち上がり、クラゲを倒しに向かう。

「ちょっと待って!ウォーグレイモンとメタルガルルモンは究極体だけど、アンティラモンたちは完全体だよ?!危なすぎる!」
「純、心配してくれるのは嬉しいけど、僕たちならモーマンタイ!」
「だって、純が見守ってくれてるんだもん!あいつに純との絆、見せつけてやるんだから!」
「でもっ…」
「純、僕たちが倒せなかったやつなんかいないよー?究極体が相手でも今まで倒してきたじゃーん」
「そうだよー。純が僕たちを守ってくれたように、今度は僕たちが純を守らなきゃ!」
「2人とも……無理、しないでね?」
「「モーマンターイ!」」

光子郎はそのやりとりを確認し、四体にクラゲのアドレスを送り込む。
ネットの中にクラゲへと通じるであろう入り口が開かれた。

「やるしか、ないな」
「そうだよ。あの子たちがやる気なんだもん。私たちがやらないと」
「うん。光子郎、さっきはごめん」
「いえ」

ウォーグレイモン、メタルガルルモン、アンティラモン、ラピッドモンはクラゲへとどんどん進んでいく。
太一、ヤマト、純はパソコンの前で食い入るように画面を見つめていた。

「諦めるもんか…最後まで」
「絶対に諦めるもんか」
「私たちが救ってみせる」



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