夏色ドロップス | ナノ

act.02

着いた場所はコロッセオのような場所。
辺りにはオーロラビジョンやサッカーゴールもある大きさで丈の紋章を見つけるには時間がかかりそうだった。

「もう動けない…ちょっと休ませて…」
「なんだよ!しっかりしろよ!」
「太一、こんなに疲れてたら、進化なんてできないよ。」
「そうだよ、太一。紋章は僕とゴマモンで探すから、みんなは休んでて!」

そう言うと、丈とゴマモンは走ってどこかへ行ってしまった。
残った子どもたちはサッカーボールを見つけ、サッカーをすることにした。

「人間チームとデジモンチームに分かれてやるか!純、お前もやるだろ?ほら!」
「わわっ!!いきなりすぎるよ!」

純はそう言いつつ、リフティングをこなし、そのまま空にパスした。
デジモンたちはサッカーについてよく分かっていないみたいではあったが、笑顔を見せていた。
しかし、ただ見ているだけだった太一がボールの元まで走ってくると、ボールを遠くに飛ばしてしまった。

「こんな時にサッカーなんて…よくそんなことやってられんな!状況を考えてみろよ!」

太一の言葉に全員が黙り込んでしまった。

「なんでそんなこと言うの?!みんな、気持ち的にも疲れてるんだよ?!ちょっとくらい遊んだっていいじゃん!太一、紋章を手に入れてからおかしい!」
「俺はみんなのためを思って行動してんだ!!純も紋章があるんだからちょっとは…」

考えて行動しろ!
太一がそう続けようとしたとき、突然、オーロラビジョンにエテモンが映し出された。


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