夏色ドロップス | ナノ

act.04

「ポヨモン、ポヨモン、どこなのー?」
「ポヨー。」
「ポヨモン、そんなところ入っちゃだめだよー!」

タケルがポヨモンを追いかけると、ポヨモンは小さな箱の上に乗っていた。
ヤマトがタケルからその箱を受け取り、中を覗くとそこにはタグがあった。

「ゲンナイさんが映し出したものと同じです!」
「きれーい!」

子どもたちはひとつずつ、手に取り、タグを首からぶらさげた。

「あれ?タグが一個余ってる…」
「それ、普通に考えたら、純のよね?」
「私、もう持ってるよ?」
「純ちゃんはロップモンとテリアモンがいるもん!はい!」

純はタケルから差し出されたタグを受け取り、そのまま首へとかけた。

「紋章はサーバ大陸のあちこちにバラまかれたって言ってたな。」
「うん!タグと紋章が合わされば…僕たちは更に進化できるんだね。」
「ロッテリアも早く進化したい?」
「もっちろーん。純を守らなきゃいけないもんねー。」
「ねー。」
「頑張って紋章、探さなきゃね!」
「あぁ、紋章も必ず探し出す!!」

子どもたちもデジモンたちも更なる進化に胸を躍らせていた。


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