夏色ドロップス | ナノ

act.03

子どもたちは正気を取り戻したレオモンから話を聞いていた。

「いつの頃からだったが、噂が流れ始めた。世界が暗黒に覆われたとき、別の世界から選ばれし子どもたちがやってきて世界を救う…というものだ。今のファイル島はまさに暗黒の力に覆われている。そこに君たちが現れた。」
「それで、俺たちが選ばれし子どもってわけか。」
「だけど、証拠はないんだろ?」
「選ばれし子どもたちはデジモンを進化させる力を持つという。君たちのようにな。」
「もし、そうだとしたら、暗黒の力を消滅させれば、僕たちはこの世界にとって不必要なものになる…」
「元の世界に帰れるかもしれない、ってこと?」
「だけど、そのためには…」

子どもたちはムゲンマウンテンを見つけた。
ムゲンマウンテンにはファイル島を暗黒の力で覆った張本人デビモンがいる。
子どもたちに沈黙が訪れた。

「…やろうぜ!みんな!どうせあいつを倒さなきゃ生き延びることはできないんだ!」
「そうですね。僕たちには聖なるデヴァイスもあるし…」
「ミミも頑張る!怖いけど…おうちに帰りたいし…」
「いつでも戦闘OKだよ!」
「行こうよ!ヤマト!!ムゲンマウンテンに!」
「そうだな、やるしかないな。」
「僕たちもがんばるよー!」
「ズバーッと倒しちゃうんだからー!」
「行くしかないね!」

子どもたちはレオモンと共に、ムゲンマウンテンへと向かった。


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