「くれぐれも気をつけてな。」
「うん。アスタモンたちもね。じゃあ、またね。」
「あぁ、また。」
アスタモンたちと別れの挨拶を済ますと、純たちは早速タケルを探し始めた。
しばらく進むと木の倒れるような音が聞こえてきた。
「ヤマト!タケルくんいた!あそこ!!」
純の目線の先にはレオモンとオーガモンに襲われかけているタケルとパタモンの姿があった。
「アグモン、進化!グレイモン!メガフレイム!」
「ガブモン、進化!ガルルモン!フォックスファイヤー!」
グレイモンの攻撃はオーガモンへ、ガルルモンの攻撃はレオモンへと飛んでいき、無事にタケルと合流することができた。
「タケル!大丈夫か?」
「お兄ちゃん!」
「タケルくんは私が守る。ヤマトと太一はオーガモンとレオモンをお願い!」
「わかった!」
グレイモンたちはレオモンたちと対等にやりあっていた。
しかし、どこからか飛んできた黒い歯車がレオモンの体内へ入り込んだかと思うと、レオモンの攻撃力が一気に上がり、ガルルモンは岩の下敷きになってしまった。
そして、それを助けようとしたグレイモンもレオモンに倒されてしまった。
「もっとも小さき子ども…倒す!!」
レオモンがタケルへと狙いを定め、純たちの元へと近付いて行った。
パタモンもレオモンに攻撃するが、効果がないようだった。
「タケル!!」
「お兄ちゃん…!!純ちゃん…!!」
「タケルくん、大丈夫!私に任せて!ロップモン!テリアモン!」
「「まっかせなさーい!!」」
ロップモンとテリアモンは待ってましたと言わんばかりに飛び出すと、レオモンへと向かって行った。
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