夏色ドロップス | ナノ

act.04

「もうやめて!この子達にはもう触れさせない!」

アスタモンは容赦なくマシンガンを純に向けて構える。

「僕たちはまだ戦える…!」
「純は僕たちが守る!」
「ロップモン!テリアモン!」

ロップモンとテリアモンがアスタモンへと向かっていった瞬間、純の腰の機械が光を放った。
光は天まで伸びると、天から二本の光が降り注いだ。
間違いない、進化の光だ。

「ロップモン、進化!トゥルイエモン!」
「テリアモン、進化!ガルゴモン!」

光が消え、現れたのは二体のウサギのようなデジモン。
カンフースタイルのトゥルイエモンとウエスタンスタイルのガルゴモンだ。

「トゥルイエモン…ガルゴモン…」

二体はアスタモンの攻撃を避け、空高く上がった。
アスタモンも足で地面を強く蹴り、空高く上がる。

「巌兎烈斗!」
「ダムダムアッパー!」

二体の息のあった攻撃が決まり、アスタモンは地面へと叩きつけられる。
しかし、アスタモンはまだ起き上がり、トゥルイエモンとガルゴモンに向かっていく。

「トゥルイエモン!ガルゴモン!アスタモンの胸を狙って!」
「りょーかい!トゥルイエモン、いくよーっ!」
「オッケー!よーし、巌兎烈斗!」

トゥルイエモンはガルゴモンの肩に担がれた状態で、瞬時にアスタモンの胸元まで移動すると、そのまま黒い歯車を攻撃した。
その攻撃により、歯車は消えた。
トゥルイエモンとガルゴモンの連携プレーの勝利だった。


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