夏色ドロップス | ナノ

act.02

「骨こん棒!」
「獅子王丸!」

オーガモンとレオモンが同時に子どもたちに攻撃をしかけた時、子どもたちの機械から光が放たれた。

「アグモン、進化!グレイモン!」
「ガブモン、進化!ガルルモン!」
「ピヨモン、進化!バードラモン!」
「テントモン、進化!カブテリモン!」
「パルモン、進化!トゲモン!」
「ゴマモン、進化!イッカクモン!」

6体でレオモンとオーガモンに立ち向かう。
数も多いため、レオモンとオーガモンを圧倒し始めた。
止めを刺す。
その時、突然崖崩れが起こった。
デジモンたちが守ってくれたおかげで、子どもたちは事なきを得たが、デジモンたちはアグモン、ガブモン、ピヨモン、テントモン、パルモン、ゴマモンへと戻ってしまった。
そして、レオモンとオーガモンの姿はなくなっていた。

「今の崖崩れに巻き込まれたのかも…」
「助かったんだ、僕たちは!なんてついてるんだ!!」
「どうしたの?太一。」
「なんで崖が崩れたのかと思ってさ。」
「向こう側の道が崩された時にヒビでも入ってたのかもしれませんよ。」

子どもたちはなんとか助かったことに安堵し、また歩み始めた。
歩いてる間に光子郎が気になっていたことを口にした。

「どう考えても変ですよ。一日に二回の進化なんて…」
「いいじゃねぇか。おかげで助かったんだから。」
「でも…」
「デジモンたちがパワーアップしてるとは考えられないかしら?」
「そうか。その可能性もありますね。」

とは言っても、さすがに一日に二回の進化というのは酷だったようで、デジモンたちは疲れきっていた。

「なんで、進化してないロップモンとテリアモンまで疲れてるの?」
「ぼくたちつかれてないよー。」
「みんなのまねっこー。」

純がこっそりため息を吐いた時、目の前に大きな建物が現れた。


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