夏色ドロップス | ナノ

act.01

ピロリン。
光子郎のパソコンに一通のメールが届いた。
そのメールはゲンナイから届いたものでヴァンデモンを倒すヒントを見つけ出したという内容だった。
そして、古代遺跡で見つかった予言の石の画像が添付されていた。

"はじめにコウモリの群れが空をおおった
続いて人々がアンテッドデジモンの王の名を唱えた
そして、時が獣の数字を刻んだとき、アンテッドデジモンは獣の正体を現した
天使たちがその守るべきものの最も愛する人たちへ光と希望の矢を放ったとき
絆の力の奇跡が起きた"

「天使たち…光と希望と、絆…?」

頭の中でなにか繋がりそうな気がしたが、ヒントが少ないため、メールの内容だけでは霧を晴らす方法はわからない。
子どもたちは家族の安全を確かめるため、それぞれの自宅を回った。
その結果、光子郎の両親、丈の兄であるシンも行動を共にすることとなった。

裕明の進言により、純、ヤマト、タケル、裕明が霧を晴らす方法を考えるため、霧の麓へ向かい、他の子どもたちでビックサイトに人質救助へと向かった。

「やはり、この霧を突破するのは無理か…」
「霧が厚すぎて、なにも見えない…」

パタモンを筆頭にパートナーたちがヤマトとタケルの母を呼ぶが、返事は帰ってこなかった。


prev next

bkm
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -