夏色ドロップス | ナノ

act.04

「ゲートが閉まってく!」
「遊びは終わりだ!行くぞ!」

子どもたちが足を進めると、猫のようなデジモンが立ちはだかった。

「まったく。見てられないわね。」
「テイルモン…?神聖系デジモンがなんで…」
「神聖系だとか関係ないわ。見てなさい!」

テイルモンはトゥルイエモンの呟きに答えると高く跳ね、パートナーたちを次々と倒していった。

「こいつ、見た目より強いぞ!」
「それに、早い…!!」
「すばやさならぼくたちだって負けない!」

トゥルイエモンとガルゴモンがテイルモンの相手をしている間に子どもたちはゲートへと向かう。
しかし、突然現れたデビドラモンによって、進路を阻まれた。

「メガフレイム!」
「フォックスファイアー!」
「メガブラスター!」
「チクチクバンバン!」

デビドラモンへの攻撃は当たることなく、子どもたちは逆に追い詰められてしまった。

「グレイモン、超進化!メタルグレイモン!」
「トゥルイエモン、超進化!アンティラモン!」
「ガルゴモン、超進化!ラピッドモン!」
「ギガデストロイヤー!」
「マントラチャント!」
「ラピッドファイア!」

三体はデビドラモンを倒すと、幼年期に戻ってしまった。
急いでゲートへと向かうが、ピコデビモンとテイルモンがゲートを通ると、無情にもゲートは閉じられてしまった。

「そんな…!」
「ここままじゃ…九人目の子どもが…!!」

太一と純は目の前のゲートを叩くが、開かれることはなかった。


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