夏色ドロップス | ナノ

act.01

ピッコロモンの家を後にして、しばらく進むと砂漠の中に黒いケーブルと箱のようなものを見つけた。
光子郎が中心となり、それを調べると、黒いケーブルはエテモンが子どもたちの居場所を掴むためのネットワークであることがわかった。
他の情報を得ようと自身のパソコンを箱に繋ぐと突然メールの受信を知らせるマークが現れた。
メールを開くと、デカデカと書かれた“たすけて!”の文字。

「たすけて、だって…」
「私を助けてくれたら紋章のありかを教えよう…」
「何者なんだ、一体…」

メールの真偽は不明だが、助けを求められた以上、見捨てるわけにもいかず、子どもたちはまず、メールに書かれていたタグのありかへと向かった。
その地点に近付くと、タケルのタグに反応があった。

「光った!」
「紋章が近くにあるってこと?」
「あーっ!!タケル、こっち!あれだよ、紋章!」

トコモンの進んだ先には石板があり、タケルがタグをかざすと、紋章に代わり、タグの中へと納まった。

「僕の紋章だ!」
「やったね、タケル!」
「残りの紋章は私と空のふたつだね。」
「残りのふたつの紋章は助けてくれた後に場所を教えるそうです。」

子どもたちが近くにあった洞窟の中へと足を進めた。
洞窟の中には光子郎とミミが他の場所で目撃したという文字が壁一面に書かれていた。


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