13.4.24 ボイス。
ヤマトとソファに座っていた私。
ヤマトが本を読んでいて、手持ち無沙汰だった私はリモコンで1から順番にチャンネルを回していた。
何気なく変えた番組から聞き覚えのある声がした。
「ヤマトの声だ…」
「ん?なにか言ったか?」
「ジェームズの声がヤマトの声そっくりなの!」
そう、某アニメのキャラクターの声が隣にいるヤマトの声と瓜二つだったのだ。
小さい頃から聞いている私が思うくらいだから、そっくり度は高いに決まってる!
「…そうか?似てなくないか?」
本人は否定するけど、わかってない!
ヤマトは自分の声をわかっていない!
「似てるよ!ついでに言うと、金髪色白二枚目ナルシストな辺りも似てる!」
「…俺、ナルシストじゃないんだけど。」
「ここまでヤマトにそっくりなのは、某少女漫画原作のアニメの陰陽師くらいだよ!結局、好きな女の子とは結ばれなかったけど、彼もナルシストだったなぁ…」
そうそう。
結局、幼馴染の男の子と付き合ったもんね、主人公は。
かわいそうなヤマト…
と脳内で陰陽師くんをヤマトに変換していると、隣からものすごいオーラを感じました。
「…誰がナルシストだって?」
「え、あ、いや、その…」
目の前にいたのは鬼の形相をしたヤマトでした。
二枚目の顔じゃないー!
着地点がわかりませんでした。笑
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