黒い欲望3









※1万HITリクエスト13
「焔椎真乳首責め」









焔椎真をベッドへと横たわらせて剥き出しになった両方の乳首をきゅっと摘むと、今までの責めで十分反応した身体がスウェットパンツの下から屹立するものを押し上げている。

「反応してるけど辛いのか?」
「そ、そりゃ……」
「じゃあ脱がしてやるよ」
「え、いや、いいって!」
「いいから」

低めの声を出せば反論できないと諦めたのか、焔椎真はもう何も言わなかった。
なのでスウェットパンツを下着と一緒にずり下げてやれば半勃ち状態のそれが露になる。

「……っ、」

恥ずかしさのため顔を逸らした焔椎真を見下ろして、再度ぷっくりと堅くなった乳首をぐりぐりと指で潰すとひゅっと息を呑んだのが分かった。

「あ、あ……、んんっ……!」
「なあ、ここまで乳首が敏感なら普段学校とかではどうしてるんだ? 辛いだろ?」
「ああっ……! だ……から、我慢、できなくて……」
「我慢できないから影に隠れて乳首触ってるんだ?」
「言う……な、よ」
「でもこの反応の仕方見てると大変だよな」

乳首をしきりに引っ張ったりしながらもわざと他人事みたいに言ってやれば焔椎真は唇を噛んだ。
学校生活を快楽で辛くさせたのも乳首が無性に感じる身体に造り変えたのもこちらなのだが、そのことには全く気づかないところが可愛い。

「じゃあこれから学校で我慢できなくなったらおれのところに来いよ」
「ん、ん……っ、な……んで、だ?」
「今みたいにお前を気持ち好くさせてあげるよ。自分で触るよりおれが触った方が気持ち好いだろ?」
「…………」
「気持ち好くないか?」
「き、気持ち好い……」

それはそうだろう。
元々焔椎真の乳首はこちらの思いどおりに造り変えたのだ。
だから気持ち好いのは至極当たり前のことなのだ。

「そうだ。この部屋って筆あったはずだよな。借りるよ」
「……筆?」

小学生の頃書道の時間に使っていた筆がしまわれてあるのを覚えていたので机の引き出しを開ければ、やはりそこにはあまり太くも細くもないサイズの筆があるではないか。
これからの責め方を思うと愉しくて、焔椎真に隠れてにやりと口角を上げた。
何をしているのかとベッドの上で不思議そうな目をしている焔椎真の元へ戻り、固く尖ったままの乳首に触れるか触れないかのギリギリの状態で筆を滑らせる。

「ひう……っ!」

筆を使うなんてそんな責め方があるとは知らなかったんだろう。
初めてされるやり方にビクッと背中を引きつらせた焔椎真は断続的に甘い声を漏らした。

「あ、あ、あ……、ん、やめ……っ、」
「嘘。身体は正直って言葉知ってるか? お前のここ、筆で触られてから先走りを溢れさせたぞ」

乳首をソフトタッチに筆でなぞったり、その周りを撫でたりすれば焔椎真の腰はビクビクと何度もベッドから浮いた。

「や、あ……、あっ……」

そろそろ柔らかい責め方にも慣れてきたみたいなので今度は筆の動きを強くしつこくしてみた。

「ん、ああ……っ!」

寸前までと明らかに違う突然の激しい責めに敏感な乳首は感じすぎているのだろう。
堪えられないとでもいうように激しく身体を揺さぶらせてシーツをぎゅっと掴んでいる。
寝ている間に乳首を開発されていたとは欠片も知らないでいる焔椎真は、その張本人を前にして乳首を責められよがっている。

「本当いやらしい乳首だな、こんなに感じて」

これまでの経緯を思えば歓喜にこの身が焦がれそうになる。
目の前で乳首が敏感すぎるのは何故なのか皆目分からず、それでも襲いくる快楽に翻弄されてる焔椎真を見てるのも愉しい。

「ん、ん……、しゅ……せ……、俺どうしよう」
「何が?」
「乳首が気持ち好い……、なんて気持ち悪くない……か?」
「そんなことおれが思うわけないだろ。それに気持ち好くなるのは悪いことじゃない」

直接的な言葉を投げ掛けられてかああっと頬を染めた焔椎真を見やり、乳首をぎゅっと摘む。

「ん、あ、あぁ……っ!」

耳元で「これからもっともっと気持ち好くなれるようにしてあげるよ」と囁いて乳首を歯で甘噛みすれば、焔椎真は甘くて切ない声を上げながら性器に触られていないのに達した。

「お前、乳首だけでイけるんだな。本当いやらしい乳首だ」
「っ、」
「なあ、もっとお前の乳首可愛がってもいいよな?」

ぐったりとしている焔椎真はそれでもこくりと頷いた。
夜はまだ長いのだからあと何時間乳首を弄れるのかと思えば暗い笑みしか出てこない。
あれもしようこれもしようと考えて愁生は頭をフルに回転させた。














2010/10/21

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