え、え〜?お前パンツ穿いてないってマジ〜?? | ナノ
おまけの話だよッ!

次の日の話


朝っぱらから真田くんに校門でつかまったよ!

「風紀委員お疲れ様です…?」
「苗字」
「なんですか」
「よし、ちゃんと女子の制服を着ているな。昨日のように男子の服を着るのは事情があったとしても褒めたものではない」
「すみません…」
「…止む終えない場合は俺に言え」
「え?あ、ありがとう…?」


幸村くんと廊下ですれ違ったよ!

「あれ、今日は穿いてるんだ?」
「!?」
「別にそういう健康法もあるし穿いてなくてもいいけど、俺は穿いている方がいいと思うよ」
「!?」
「あはは、じゃあね!」
「ゆ、ゆき、ゆきむらくっ…ええー!?」


仁王くんに朝の挨拶だよ!

「おはよ、仁王くん」
「ん、朝から元気じゃの」
「…そう?」
「昨日は見てられん顔じゃったしな、それに比べればずっといい」
「そんな顔してたのね、私」
「この世の終わりみたいじゃった」
「まあそんなんだったから…」


移動教室で柳生くんと一緒になったよ!

「柳生くん、予習やった?」
「ッあ、苗字さん!…はい、一応」
「…なんか距離ない?」
「…昨日あのようなことをしておいて苗字さんとお話するのが忍びないといいますか…」
「え、いいよそんなの気にしないで!(昨日もっとひどいことあったから忘れてた…)」


切原くんに肩パンした…いや、してるよ!

「ちょっ、な、なんなんですかこれ!」
「…」
「痛いっす!やめてくださいよ!」
「…」
「あ、も、もしかして、またトイレ行きたいとか」
「ンなわけあるか!このぼけなすッ!」
「ッぐえ!」


丸井くんにジャージを返したよ!

「丸井くんありがとう…感謝してもしきれません…」
「いいって別に。…それより、今日は平気なんだよな…?」
「え!?そ、そりゃそうだよ!いつも穿いてないわけじゃないよ!」
「だよな…」
「あっ…あまり見つめないで…」


ジャッカルくんに声をかけられたよ!

「苗字さ、昨日何耳打ちしてたんだ?」
「な、なんで!?」
「いや、あの後から二人がなんか妙に、こう…」
「なんでもない!なんでもないから!!」


柳コノヤロウと遭遇、したぞ…

「苗字か、今日は穿いているんだな」
「人をいつも穿いてないみたいに言わないで!って今日三回目だよこれ言われたの!!」
「三?ああ精市か、あいつも目敏いからな」
「ふんッ!私は柳く…そやろうと話す予定はないんで!!」
「酷い言われ様だ。それと苗字、スカートがめくれて下着が丸出しだぞ」
「!?」
「お前はその色よりも」
「もうやめてぇッ!!!!」




おしまい!!





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