||| Jan 14, 2014   

ジャッカル


「うー…」
「ん？どうしたんだよ、机に貼りっついて唸って」
「…」
「あ、わり、なんかつい頭なでちまうんだよなぁ」
「…もっと」
「え？」
「もっとなでて。私、ジャッカルになでられるの、結構好き」
「お、おう…おう！」

||| Jan 14, 2014   

財前


「あ、財前くんおはよ」
「ああおは…な、なんやねんその首！部長みたいになってはりますよ！？そんな包帯巻いて、け、怪我したんすか！？」
「ん？ああ…これには深いわけがあって…」
「！？ 先輩はやまるんやないで！？確かにどんくさい、アホ、頭おかしいの三拍子揃ってますけど！」
「ちょっと財前くんふざけんな」
「将来が不安だとか言うても、俺ちゃんともろてやりますし！だから、だから、はやまるんやないで！？」
「(二回言った…)あの、ヒートアップしたとこ悪いんだけど、これ、寝違えたんだよね」
「……はぁ？」
「湿布貼ってるんだけど剥がれやすいから、こうやって包帯で補強を…」
「ま、紛らわしい！！！！」
「ご、ごめんよ…」
「これだから先輩は！！」
「でも嫁にもらってくれるんでしょ？」
「チッ！」
「ひどい！」
「もっ…もらったるとしても！先輩なら嫁やなくて召使いですわ！！」
「そうか…でも雇われ先が見つかって安心だよ…就職難っていうし…」
「は？なに言ってはるんですか。給料なんか出すわけないです」
「やっぱりひでぇ！」