||| plus alpha 「えっ!?新しい艦隊が仲間になった!?」 これだよこれ、やっぱり仲間が増えて行くのは嬉しいね!さてと。今度は一体どんな艦娘なんだろ。秘書艦の案内に連れられて新しい艦娘の所まで行くと、何やら一人の男性がたっているではないか。なんだあの人。整備員?でもうちのところじゃ見かけない服だし… 「立海型駆逐艦、真田だ。なんだここは!たるんどるぞ!」 「!?!??」 ちょっ…ええ…!?何言ってるのこの人…今、駆逐艦とかなんとかって言った?嘘でしょ?だって艦娘じゃないじゃない…こんなの艦息…いや漢息…?もうわけわかんないよ… 「どうした提督、俺の方を見つめて」 「い、いや……珍しいな…と」 「提督!彼は立海型…立海型はみんな男のフォルムなんだってだから」 「突然口を挟むな!」 「ひゃあっ!て、提督!」 「え、えーっと…真田…だっけ?仲間を威嚇しない!」 めんどくせぇ艦隊が、どうやら仲間になったようだ……。私の後ろに隠れた秘書艦をかばうように前に出ると、フンッと鼻で笑ったあと無様だな、と一言言いのけ、綺麗な姿勢でどこかに向かっていった… 「おーい真田!そっちいってもなんもないよー!」 私の声にピクリと反応した真田は厳つい趣で別の方向に歩き出した。ああ、そっち行ってどうするの…うーん、仕方ない。普段は艦娘に案内をお願いしているけれど、正直な話、艦娘よりも私が面倒を見た方がいい気がする。 「真田!私が案内するからこっちおいで!」 「て、提督!提督がそんなことする必要ないですよ!」 「いいの、まずは私が仲良くならなくっちゃ出撃した時に困るじゃない」 「でも本来は」 「おい、案内をわざわざ提督であるお前がするのか」 「そうよ、特別出血大サービス」 にっこり笑っていうと邪険そうな顔をされてしまった。この艦息(もうなんと呼べばいいのかわかんない)と仲良くなるには先が長そうである。 May 01, 2014 08:44 browser-back please. |