スカートのプリーツが太ももに当たる感覚がいよいよ鮮明になってきた。くすぐったいような気持ちいいようなもどかしさが足先や手先、脳に行き渡る。思わず声が漏れそうになってここが学校だという事を思い出すも、すぐに襲いかかる快感に注意散漫してしまう。基山くんがぬるぬる動くせいで集中力がもたないんだ。
「声抑えなくていいのに」 「でも誰か、来るかもしれないでしょ」 「その時は聞かせてやろうよ」 「…大きくなったんだけど」
中で質量を増したそれを指摘すると基山くんは何故か照れ笑いをして、少し突くスピードを速めた。後ろから胸に手が回ってきて揉んだりつねったりされる。体を支えるはずの足はがくがくして使い物にならないために、机についた肘がちょっと痛い。バックの体勢はより奥に来るから病みつきになって嫌だ。
「基山くん、いく?」 「うん、いきそう」 「私も一緒にいっていい?」 「え、一緒いこうよ」
当たり前のような口振りが何となく嬉しくてにやけてしまった。既に何度か軽く達している私はあんまり余裕がない。しかし彼も余裕はないようで、私のはしたない声に紛れて時折彼の息が聞こえた。気持ちいいのかな。だったら、まあ、嬉しいかも。いやあなんか恥ずかしいなあ!多方面で悶絶していると基山くんが呆れたような声でいきなり締めないでと言った。うっかり照れた現象に心当たりがある。
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