今日はレッドが久々に下山してくると言っていたのに私は完全に忘れて家で寝ていた。何回目かのインターホンでようやく起きた私に心底お怒りのレッド様に押し倒される。謝れど謝れど解放してもらえそうにもなかった。
「実際そんなことはどうでもいいけど、今日はなまえとやりたい」 「ごめんけどそれは勘弁して」 「だめ」 「それレイプ、ちょ、ちょっと!」
慣れた手つきで私の弱いところを攻める。首筋、鎖骨の下、左足の内側、背中からくびれをなぞるのもすべてレッドが見つけた性感帯。そのひとつひとつに丁寧に触れながら、彼の手は下へ下っていく。
「はやい、ってば」 「でも十分濡れてる。いれていいよね」 「ばばばばかじゃないの、待っ、ばか、痛い!」
指で撫でただけのそこにレッドのものが無理矢理入ってきた。たぶんいまの私は痛みで破壊的な顔をしている、そう思うと恥ずかしくなって手で顔を隠した。が、その手もレッドに掴まれ、顔見せてと言われる。むっとしかめ面をしてやると額にキスをされた。そしてそのキスを合図に律動が始まる。
「痛いのは、お仕置きの分」 「鬼」 「そう。もっとしてほしいんだね」 「ちがっ、やだ、おかしくなる」
いつしか痛みは快感に変わって、まともに言葉を話すことすらできなくなっていた。ことの発端は私だけどやられっぱなしも悔しいので背中に爪を立ててやる。一瞬口を結んだレッドは私を見て怪しく笑ったので、焦る私はお詫びにと、その艶めかしい唇へキスをした。
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