be my baby1



僕を見て欲しい

ずっとそんな事を思っていた



「なまえ、もういい加減諦めなよ」

「…っ、でもっ私はまだ好きなんだよ!」

僕が慰めても、隣に座るなまえの瞳から涙は止まらない。
その姿に人知れず溜め息をつく。

いつもの呼び出し。
なまえは辛くなると自分のアパートに僕を呼ぶ。
今日もそう。
僕の双子の弟のおあいて2と今の彼女が一緒にいるとこを見て、辛くなったんだ。

なまえとおあいて2が別れたのは、もう1年も前の事なのに…

「でも、アイツにはもう次の彼女いるし、
    なまえも他の人に目を向けた方がいいんじゃない?」

ねぇ、いい加減気づいてよ。
僕は高校の頃からなまえの事が…

そんな想いを込めて、そう言ったのに


「…おあいて2は、人を本気で好きになった事がないから、そんな風に言えるんだよ!」

なまえが声を荒げ、僕を睨む。
否定し、詰る様な視線を向けられた。

瞬間、自分の中で何が壊れる音が響いた。

「ふざけるな!
   お前が僕の何を知ってるんだよ!?」

ガンっと壁を叩く。
なまえが身体をビクっと跳ねさせた。
そして、部屋が水を打った様に静まりかえる。

「…ごめん…なさい」

僕の剣幕に怯えて謝罪の言葉をぽつりと溢すなまえ。
覗き込んだ彼女の瞳には恐怖が滲んでいた。

「今まで、僕がどんな気持ちでなまえの話聞いてたか、考えた事ある!?」

そう叫びながら詰め寄れば、何かを察知したらしい彼女は距離を取ろうと後退る。

「3人で遊ぶ時に、お前らが目の前で楽しそうにイチャついてるのを僕がどんな気持ちで見てたのか考えた事があるのか!?」

「おあいて…?」

そんな君をソファの際まで追い詰めて、逃さない様に腕を掴む。

僕はずっと、なまえの事が好きだったんだよ―――

そう告げて、彼女をソファーへ押し倒した。



「ヤダぁっ、駄目!お願い!」

暴れるなまえを押さえ付けて、彼女の着ているブラウスを無理矢理はだけさせる。

「うるさいよ、 黙って」

剥き出しの胸元に舌を這わせながら、柔らかい白い肌に吸い付く。

「…痛っ」

なまえが顔をしかめるが関係なし。
次々と妬みと欲望の紅い花を咲かせる。


そう、ずっと待ってたんだ。

なまえの側にいれば、励まして力になれば、僕を見てくれるんじゃないかって。
仕事で忙しい中、時間を無理矢理作ってきてるのに。

なのに、別れたおあいて2に気持ちは残ったままで…

だったら僕も、もう我慢しない。
ただ優しく君の隣にいる事は止める。

「はぅっ…」

ちゅっと音をたてて、なまえの胸の先端に吸い付く。
優しく舌で転せば、悩ましげな吐息を漏らす。
その反応に気を良くしていた所で

「おあいて、止めて…
    私達、友達じゃなくなっちゃう…」

そのなまえの言葉に苛ついた僕は、彼女の乳首を甘噛みした。

「やぁん!!」

声を大きくして身体を震わせる貴女。

"おあいては、本当に大切な友達"

高校の時からいつもそう言われる度、胸が詰まって息が出来なくなっていた。


くちゅくちゅと水音が響く。
逃げようとしたなまえをソファーの上で四つん這いにさせ、その中心部を指で弄ぶ。

「はぁっ、あっ…だめっ」

なまえの口から徐々に甘い吐息が漏れる。

本当はおあいて2を紹介なんてしたくなかった。
だけど、大切な君からのお願いを断る事なんて出来なくて。

僕が先に見つけたのに。
それを後から現れた弟に取られてしまった。

ねぇ、君は知ってる?

君がおあいて2と付き合う前、僕に相談してたときも話を聞きながら笑顔の裏で

"君の想いが届かなければ良いのに…"

そう毎日願ってた事を。

なまえの膣内をかき混ぜながら、背中に舌を這わせる。

「ひゃあっ!!」

なまえが身体をビクッと震わせ、肉襞が指を締め付ける。

「背中弱いんだ…カワイイ」

だけど許せない―――

僕の与えた刺激で感じてるなまえの姿に喜びを覚えるけれど、同時に、こんな姿をおあいて2に先に晒していたのかと思うと、どす黒い感情に染まる。

君がアイツの話をする時、幸せそうな笑顔を見せる度に、ズタズタに引き裂いてやりたかった。

怒りに任せて指の速度を速くする。
膣壁が痙攣を始めた。

「なまえ、イッてよ」

水音が大きくなり、愛液が飛沫を上げる。

「はぁぁっん!」

身体全体を震わせ、なまえは絶頂を迎えた。

ソファーに崩れ落ちたなまえの腰を持ち上げ、僕自身を当てがう。

「やぁ!おあいて、それだけは…!」

腰を引いて、抵抗しようとするなまえ。
もう、身体に力入らないくせに。

「嫌だよ。もう逃がさない」

今までで一番冷たい口調でそう告げて、僕はなまえに肉杭を突き立てた。


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