Love love show2



「んっ…なまえ大丈夫?」

ゆっくりと先輩が出し入れを始める。

「ん…大丈夫…」

笑顔を見せれば、おあいて先輩も応える様に歯を見せてくれた。

先輩はいつもそう。
私の身体の事を一番に考えてくれてて、私が気持ちよくなるように頑張ってくれる。

そう、よくよく考えれば、先輩は私の事を大切にしてくれてたんだ。
なのに、一人でヤキモチ妬いて困らせてバカみたい。

「先輩、もっとして…」

奥まで突いてもらえるのが気持ちよくって、甘えた声が出ちゃう。

「なまえ、なまえ…」

細いこの人のどこにこんな力があるんだろう?
そんな事を思うくらい、強く抱き締められる。

正面から何度も擦り上げられて、頭はピンク色のもやで霞んでいるみたいで。
胸の先端に吸い付かれると、反応してきゅっとおあいて先輩を締め付けてしまう。

「おあいて…」

先輩の首に両腕をかけて潤んだ瞳で見つめると、私の中で大きくなるのを感じた。

「ごめん、もう我慢できない!」

その瞬間、彼が私の腰を掴んだかと思うと、いきなり先端を一番奥に擦り付けてきた。

「ひゃあっ!はぁっ…あん!」

「はぁっ…なまえ…っ!」

先輩が激しく腰を打ち付けてくる。
グチュグチュと水音が響いてくる。
段々と腰の中が痺れてきた。

「なまえ、そろそろイッて?」

先輩自身に私の中を深く突き上げられると

「あぁっ!おあいて!」

頭が真っ白になって、先輩を締め付けていた。

「っあ…っ」

すると、大好きな恋人が私の膣内で跳ねて、膜ごしに熱が伝わってきた。


「ごめんね。不安にさせて。
    なまえが一番だから。」

全部終わって、2人でベッドで寝ているとおあいて先輩が私に抱きついてきた。

「私こそ、先輩にわざと
   ヤキモチ妬かせてごめんなさい。」

そう言って、大切な人の背中に腕を回す。

「もういいよ。
  けど、二度とあんな風に他の男と仲良くしないで。弟でも嫌なんだ」

そうやって困った様に眉を下げる先輩の瞳が不安に揺れていたから

「うん…私にはおあいて先輩だけだから…」

安心して?―――――

私は笑顔を向けて、大切な人の頬にキスをした。
  


(おあいて2、あんたなにしてんの?
  おあいての部屋の前で)

(姉さん静かに!いまいいとこだから!)

(お前らうるせーよ! 全部聞こえてるし!)


2016.2.5
天野屋 遥か


prev/next

back


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -