★6/17
2014/06/22 09:52

それは寒い夜だった。さっき買ったコーンポタージュも飲み干してしまって、底の粒を落とそうと奮闘する僕を見て珍しく君が笑う。「もう捨てなよ」「何で」「だって、手」言うなり君は缶を取り上げてゴミ箱に捨てる。空いた手には君の左手が滑り込んで。「繋げないじゃん」寒くて、でも温かい夜だった。


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