★6/10
2014/06/11 01:07

担任に続いて入ってきた生徒を見て、全身を包んでいた眠気が一気に飛んだ。女子達の色めき立ったささやきの中、懐かしい名前が読み上げられる。転校生の視線が僕を捉えた瞬間、唐突に旧い記憶が蘇って胸が詰まった。君は覚えてくれてたんだね。きっとまたあおうねと、幼い手で交わした指切りげんまん。


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