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2014/06/07 09:17

「ほんとついてねぇ」雨宿りの軒下で君が呟いた。衣替えしたばかりの半袖の制服は徐々に体温を奪っていく。「土方、こっち来て」「何?」「寒い」しゃがんだ君に近寄れば、突然抱きしめられた。間近に感じる体温、呼吸、濡れた肌。(このまま雨が止まなかったら)友情の一歩先を、僕らはまだ知らない。


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