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「お帰りなさいませ、ご主人様。紅茶は私が決めるのでお菓子はご主人様が好きなもの、...に?」




「久しぶりだねー、●●★元気にしてた?同棲生活は清いままかな?」






...この腹立つしゃべり方に、私の神経を逆撫でする存在。






「久しぶりもなにも昨日ぶりだから!!てゆうかなんで居る!?そしてなぜ変態まで連れて来た!?」



「●●様のことが気になりまして。...来て正解でしたね。さぁ、遠慮なくご主人様としたってください」






殴りたい☆
肩にまわされた手を精一杯つねって反撃するも、このカイトにはメイちゃんのバズーカも効かない。








「あははは、じゃあ早く逝ってくださいご主人様」


「そんな遠慮せずに一緒にイキましょう」


「お兄ちゃーん。今日は変態という生ごみを出す日って知ってた?」






すすすと腰に回された腕に鳥肌がボ!!と私の肌を覆った。
鳥肌って知ってます?
これは強烈な拒絶反応なんだよ私の場合!!!






「あー、それなら俺が生ごみに出しといてやるよ。ね、カイト兄さん?」



「おや、これはまたへんてこりんな格好をした逝けレン君。体の調子はどう?」



「おかげさまで誰かさんを殴るには丁度いいサイズかな」







あはは、と笑い合うレンの後ろには黒い空気が見えるのはきっと私だけじゃない。
お願いだからレンの黒さを増すようなことはしないでいただきたい。


せっかく最近は収まってきた感じなのに!!






「ねぇ、●●。あの青い人はレン君のお兄さんなのかしら?」



「...まぁ、うん、そんな感じかな。できればそうであって欲しくなかったけど」






今世紀にしては、というかどこを見ても珍しい、美男美女の5人姉弟。
音声さえなければ微笑ましい兄と弟の一場面なんだけどね。




私が油を売ってる間に、教室内とはいえないけど中には人であふれかえっていた。
もしかしなくても賞金狙えるかもしれない...!!

あぁ、空気清浄機ゲットしたい!!








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