@@はstatus!








「...マスター」






飽きれた声で私を呼ぶ可愛い可愛い私のレン。

私は別に悪い事をしてるつもりは無いのに、一日一回は必ずお叱りか指摘をされる。

目の前の牛乳を一口に飲むとまたため息が宙に舞った。




「幾らなんでも食べ過ぎの飲み過ぎ」



「生理前なの」



「...そんなの聞いてない」

少し顔を赤くしむくれるレンはもう可愛いの一言に限るんだけど、



「じゃあレンは私が今より太ったら嫌いになるの?」



「それはないよ?確実に。ただ今まで黙ってあげてたけど、胸に肉を付けようと足掻いてる姿があまりにも滑稽で可哀相だなって思って」




口を開くと可愛くない。

そう、とてつもなくムカつく野郎になります。



「あのね、私は別に胸に脂肪を付けようだなんて企んでませんから」


「ふぅん?...じゃあさ、なんで牛乳ばっか飲むわけ?それにベッドの下に隠して在るつもりの爆乳雑誌はなんて言い訳する?ああ、お風呂で揉んでたりしたね」


「なんで知って...っ、」









「あと一つ。牛乳って関係無いの知ってた?」





ニヤリ、としてやったり顔をする隠れドSはまた明日も飽きれた声で私を呼ぶんだろう。






▽@@はstatus!


(てゆうかさ、覗き?)
(違うよ。隠しカメラ)
(サラッと言ってるけどそっちのがよっぽど質悪いわっ!!)
(俺はそんなに小さくないと思うよ?)
(...ほんと?)
(ぶふッ!やっぱ気にしてんじゃん)


心の底から殴りたいと思いました。




(レンなんか嫌い!!)
(貧乳でも俺はマスターが好きだよ)
(...黙れ変態!!!)





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