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...んきゃァァァァァァァァァァァァ!!?



殺人兵器が出来ちゃうよ!!





「止めて!!!マジで止めて!!作らないで!取りあえず調理場には立ち入らないで!」




お兄ちゃんが作った料理は漫画でも見た事ない位の代物なんだから!!

てゆうかまず食材使ってる?ってなるから!!



「えー!○○は俺が作るから来てくれるんじゃなかったの?さっき言ったと思うけど」



聞いてませんでした、はい。
ご飯食べて帰る?とかそんな事しか聞いてなかった!




「それに俺の方が料理上手いと思うんだけど」












「ただいまー...って○○!?」



「○○様!!マスターを噛まないで下さい。噛むならオレが噛んであげ」


「変態は黙っとけ。おい、○○」



ふと名前を呼ばれて我に返る。
血不味い...!



「...あれ?なんで居んの?」


口に付いたお兄ちゃんの血を拭う。


「バカイトと夜飯の買い出し行って帰って来たから?」


「知らねぇよ!!」



しかも2人で行かせたらバナナとアイスしか買ってこないイメージなんだけど。
ある意味最凶のコンビなんだけど。


不安になって中身を確かめると案外普通。


「アイスとか大量に買うと思ったのに」


「オレですか?アイスって言ってもオレが好きなのはアイスケーキですから」


訳わかんねぇし!!
しかも妙な所で凝るなよ...。
いや、いいけどさ。



「なぁ○○。マスター死んだんじゃね?」



「あんな事言うヤツは死ね☆」



私より料理上手いとか先ずは、これ何?食べ物?って思わせる代物を作らなくなってからにして欲しい。



「○○って最近笑顔眩しいんだけど。恐ろしいって意味で」



「さっきのお返しで首噛んでやろうか」




「あ。痕付いてる」




「!!」




近くの鏡を見るとクッキリとキスマーク。
この位置はヤバいでしょ!!



「まぁ、気にすんな!








ってお、おい?○○?」









その後出血多量の者が続出した。
誰だろそんな事するのは。
あー、怖い怖い。


...でもすっきりした。


私は重い話も難しい数式も苦手。
あ、理科もだ。

ただ私に出来る事はやりたい。




□成長剤ウィルス□




(ところで○○様。こんな時間ですし泊まっていかれたらどうですか?)
(うわ...カイトの存在忘れてた!今もしかして2人きり...?)
(邪魔者はいないですし楽しみましょう?)
(嫌ァァァァァァっごほ、おぇァァァァァァァァァァァァ!!!寄るな変態!!)




next-act20.


取りあえず一段落です!
まだまだ終わらない...(ぇ



20090206


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