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「五月蠅いわね、別に妄想なんかし」

「の割りには顔赤いけど?首筋だって赤くなってる」


なんか、レンおかしくない...?
前よりこう、色っぽいって言うかなんて言うか。
ぼけー、と抵抗しないでいるとまた押し倒されてた。


「ちょ、くすぐったいし、やめろ変態!」





ペロ、と首筋を舐められた。


おい、待てコラ。
絶対これウィルスのせいなんじゃ...?
此所まで酷いセクハラは今まで一回しか身に覚えがない。(act5.参照)



「レ、ン...っ!やめ、て...!!」


「なんか、無理。止められねぇ...っ!...○○、離れろ...早く!」


「...腰抜けて立てない」

「はぁ!?」


「○○!やっと見つけた!!って誰そ、れ」


理子が現われて数秒後、ポンッと間抜けな音を立ててもとのレンに戻った。



「○○...?」


□現実逃避計画□


(ちょっと馬鹿レン!!戻ったのはいいけどこの状況理子になんて説明するのよ!!いくらウィルスに殺られてたからって説明付かないんだからね!!)
(殺られてるってなんだよ!...あー、ごめんさっきのは押さえられなかった)
(べ、別に全部お兄ちゃんのせいだし...ってこれ何?)
(成長剤ウィルスの入れ物。成分は...!!!)
(どうかしたの?)
(いや、でもこれだけは言える。二度とウィルス身体に入れねぇ)



next-act16.



20090131


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