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「●●と理子は決定ですが、後の方達はメイド、執事、裏方のどれかに所属して下さい」
「じゃあフリートークタイムでーす!!決まったら各自黒板に名前書いて行ってねー」
お弁当を忘れるなんて迂闊だった。 しかもそれを届けてくれるなんて以ての外!!
レンが学校に来る=弁当を渡してくれる=一緒に住んでる!? みたいな流れになっちまうよ...!
取りあえず連絡を取らない事には大惨事が起きてしまう!
トイレとか保健室とか適当にちょろまかして連絡を...
「○○ー!!」
来たァァァァァァ!! どう切り抜けよう...? 先生より難関だし。
「ななな、何?」
「どもりすぎー!何か隠してるわね?そ・れ・にハニーが持ってるペア携帯は誰とペアなのかしらん?」
テンションおかしいよ理子!? どっかの売れてるかもしれないキャバ嬢みたいだよ?!
「こ、これは誰ともペアじゃ」
「嘘はいけないわ!これは2人ででしか売って貰えないんだから!!愛しい愛しい○○が誰かに口止めされてるのね!?わかった、殴ってくる☆」
「殴っちゃ駄目ー!?」
後が怖いよ!! きっと理子じゃなくて私に被害が及ぶ!! てゆうかこの前からレンがおかしい。 助けてお兄ちゃん。 でもウィルスだったらもっと異常でるよね。 優しさが異常とかはありえないだろうし...。
「あ、あのさ理子。私トイレ行きたいんだけど...」
「我慢して!私は○○と喋りたいのよ!!」
膀胱炎になったらどうするよ。 あぁ...完全に捕まりました。 喋るのは楽しいんだけど今はヤバい事態なのです。
なんとか、なんとか...!!
10分後
「でね、委員長ったらさ私に仕事押し付けてくんの!!だから今度やり返す、あと○○のカタキ取って来る」
「あ、ありがと」
「何お礼言ってんの●●!?」
「あ、委員長また私のスウィートハニー○○に暴言言ったわね。よーし腕相撲だ」
「訳わかんないんだけど!?」
二人で漫才するのはいいけど巻込まないで... さらに20分後
授業は終盤にかかっていて、黒板はクラスメイトの名前でいっぱいになっていた。
理子と委員長は最終確認をするため前に出て何か言ってる。
駄目だ、何も聞こえない。
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