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近くのベンチにレンと荷物を一緒に居させて、バナナアイスとチョコミントアイス買いに行く。
短い距離だけどその間にアイスは溶けてしまいそう。 大丈夫かな?
「はい、バナナアイス。やっぱ少し溶けたね」
「ん。買い直し」
「今日の晩ご飯無しでいいならね」
「溶けててもバナナだし美味いな」
「馬鹿レン。それじゃ帰ろっか」
溶け続けるアイス片手に帰路へと付く。 今日は昨日よりか慣れたかな。
ちょっとした事じゃ驚かない自信あるし。
「あれ?○○?レンもいるじゃないか」
「お兄ちゃん?何してるのよ」
もうすぐマンションに付く手前で紙袋を持ったお兄ちゃんがウロウロしていた。 怪しい人に見える。
「いい所に!今家に行っても居なかったからさ二人でデートでもしに行ったのかー?って。ほら、これ!」
「これ僕にですか?」
あははと笑うお兄ちゃんに気付かれないようにスイッチオン☆ あー、ありえないね。 こんなのレンじゃないよ。 お兄ちゃんなら見抜けるはずさ!!
「うん。服とか買ってきたからね。あと合鍵」
勝手に合鍵作るなよ。私の許可位取って欲しいものだ。
「ありがとうございます!」
「それじゃ時間無いから帰るな」
「うん。あ、...なんでもない」
「そうか?じゃあな」
なんか、請求し辛かった。 服買ってくるなら先に言ってよね。
「まぁ、よかったねレン」
「...これが?」
「猫耳パジャマ...?ちょ、他は!!?」
「パジャマに着ぐるみ系と私服にゴスロリな服」
「やっぱり請求するわ」
「マスターこんな趣味なんだ」
お兄ちゃんの趣味が変... あ、でもちょっと納得いくかも。
あとで電話しよっと。
□偽デート□
(それ勿論着るでしょ?) (......) (誰かさんがお兄ちゃんの前で猫かぶりっこしてるからそうなってんのよ) (お前楽しんでるだろ) (うん。それに似合うと思う) (嬉しくねぇし)
20081223
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