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学校を出てから30分は楽勝で過ぎました。 これはいつもの事です。
理子だから仕方ない。 まぁ、学校にいなくていいから楽なんだけどね。
レンは委員長が居るから大丈夫だろうけど心配。
「あのさ、これなんの買出し?」
さっきから買ってるのは、お菓子やジュースなんですが。 私はてっきり学園祭の準備に足りないものを買いに来たのかと思ってた。
「硬いこと言っちゃだめよ!私はあの人が来る準備してるの」
「あの人?誰それ。てゆうか浮気!?」
「うーん、違う☆…多分」
多分!? 多分って曖昧すぎるでしょうが!! 委員長…浮気報告は私出来そうにありません。 だ、だって理子怖いんだもん。
「ほら、気済んだでしょ?いくらなんでも買いすぎだよ。レンも連れてこればよかったね」
袋が3つもあるからね。 全部お菓子が2袋、ジュースだけで1袋。 正直重たいです。
学校から近いところでよかった。
「えー…。だって○○と2人で買い物したかったのよー。最近はレン君ばっかりで私と居てくれないし」
「ご、ごめ」
「まぁ、それは全然いいんだけどね」
「いいのかよ!!」
「うん。私的には昨日なにかあったのかなーって」
「何で分かるんですか」
本当察しがいい。 理子は侮ってはいけない人物なのかも。
きっと本当に危ないのは委員長の方なんだけどね。
「昨日のレン君の顔と○○の今日の態度かな」
何も言えません。 レン…どんな顔してたんだろ。 ポケットの中の携帯を無意識に握り締めていた。
「簡単に○○は渡さないけどね。何せ私のマイスイートハニーだから」
「うん、どうやったらそうなるんですか」
理子と居ると楽しい。 他の人とは違う感じ。
てゆうか他の人をあんまり知らないんだけどね。
話してると学校についていた。 やっとこの荷物から解放されるかと思うと気が抜ける。
もう直ぐお昼だからご飯を…
て朝ご飯忘れてた!!
どうりで疲れるのが早いわけだ。
人間は米粒一つ一つから動いてるのよ!
だから朝は白米! …パンの時もあるけど。 エネルギー摂取さえできればそれでいいのよ!
ガラララ、と教室の扉を開ける。
廊下は寒いけど教室内は暖かいから早く暖まりたい。
「おかえり、理子と●●。てゆうかやっぱりお菓子かよ!!」
「ただいまー。別にいいじゃない☆あの人来た?」
「うん、来てるよ。端っこの方にいるけど」
いいのか。 てゆうか学園祭の経費から落としてるでしょ確実に。
はぁ、とため息を付く委員長は頭を抱えていた。
それよりあの人って?
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